小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

まいまいつぶろ

2023-11-02 21:18:59 | 読書

 

 

村木嵐著

「まいまいつぶろ」

 

口がまわらず、誰にも言葉が届かない。

歩いた後には尿をひきずった跡が残るため

まいまいつぶろと呼ばれ蔑まれた君主がいた。

常に側に控えるのは、ただ一人、

彼の言葉を解する何の後ろ盾もない小姓・兵庫。

麻痺を抱え廃嫡を噂されていた若君は

いかにして将軍になったのか。

第九代将軍・徳川家重を落涙必至の傑作歴史小説。

 

NHKのドラマ「大奥」で、三浦透子さんが凄い演技でこの家重を表現していました

新聞の広告でもこの本がよく紹介されていました

図書館でやっと順番が回ってきました

 

まさに落涙必須でした

 

長福丸の発する言葉を誰もわからない

身体も思うように動かない彼は癇癪を起す

しかし、彼の前に言葉がわかる小兵が現れます

大岡忠助の親戚筋、兵庫

 

忠助は兵庫に

「そなたは決して、長福丸様の目と耳になってはならぬ」

つまり、自分の意見を言ってはいけないということ

最後までこの言葉に徹した兵庫

 

家重となった長福丸だが、出来のいい聡明な弟の方を世継ぎにという幕閣

しかし、彼は体に障害はあったが頭脳明晰

彼の才能に気づく老中もいた

 

吉宗も気づいていた

 

彼に嫁いできた比宮も、最初は尿失禁する家重に驚くが

その心根の優しさに気づき、子を宿す

最愛の比宮は男児を死産、そして亡くなってしまう

 

比宮は自分の侍女に、殿の子を産んでくれと遺言を残す

彼女は3年後男児を出産

その子が10代将軍、家治に

 

吉宗は、大御所となり、35歳になった家重がその後を継ぐ

 

家重と忠光(兵庫)との関係

忠光が江戸城を去るときの家重の別れの言葉には泣きます

 

家重と比宮との慈しみあう二人にも感動を呼びます

 

是非是非一読あれ

 

この村木嵐さん、実は司馬遼太郎さんの家事手伝いをした経歴の持ち主だそうです

 

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木挽町のあだ討ち

2023-07-01 21:18:02 | 読書

 

 

永井紗耶子著

「木挽町のあだ討ち」

 

7ページより

 

木挽町の仇討

 

睦月晦日の戌の刻。

辺りが暗くなった頃、木挽町芝居小屋の裏手にて一件の仇討あり。

雪の降る中、赤い振袖を被き、傘を差した一人の若衆。

そこに大柄な博徒が歩み寄り、女と見違え声を掛けた。

すると若衆、被いた振袖を投げつけて白装束となる。

「我こそは伊納清左衛門が一子、菊之助。

その方、作兵衛こそ我が父の仇。

いざ尋常に勝負」

朗々と名乗りを上げて太刀を構えた。

対する博徒作兵衛も長脇差を抜き放つ。

道行く者も固唾を呑んで見守るなか、堂々たる真剣勝負の決闘。

遂に菊之助が作兵衛に一太刀を浴びせた。

返り血で白装束を真っ赤に染め、作兵衛の首級を上げた菊之助、

野次馬をかき分けて宵闇に姿を消した。

この一件、巷間にて「木挽町の仇討」と呼ばれる

鬼笑巷談帖

 

芝居の町木挽町にこの話題になった仇討ちの話を詳しく聞きたいと

ある人物がたずねてきたところから話が始まります

その時の様子をひとり、また一人と語り始めます

そして、話してくれた人のこれまでの来し方も聞かせてくれとのこと

 

まず最初は、元幇間、今は木戸芸者の一八

 

次は、殺陣師、与三郎

 

楽屋での衣装係ほたる

 

小道具係久蔵夫婦

 

最後に元旗本次男、戯作者篠田金治

 

それぞれがそれぞれの悩み苦しみを経て

今の自分の立ち位置を芝居小屋で見つけています

彼らはしたくない仇討ちをしなければならない菊之助に寄り添います

 

終幕 国許屋敷の場で、

仇討ちを果たして国許に戻って嫁ももらった菊之助の口から

詳細が語られます

 

1幕から5幕までの点が見事なまでに線で繋がっていて

読者を唸らせます

寄席で話を聞いているような感覚になったり

歌舞伎をみているような気になったりと

色んな仕掛けに本当にやられます

 

山本周五郎章を受章しており、

今回の直木賞候補にもあがっています

絶対取って欲しい

 

梅雨のうっとうしい今日この頃です

この本をぜひ手に取ってみてください

素晴らしい本です

本当にお勧めです

 

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とりどりみどり

2023-06-29 21:37:34 | 読書

 

西條奈加著

「とりどりみどり」

 

姉さん、また事件ですか?

万両店の末弟、鷺之介が齢十一にして悩みがつきない原因とは。

時代小説の名手が描く、ホロリと泣かせる大江戸謎解き物語。

 

こんな説明書き読んだら、手に取らずにはいられません

私の大好物!

 

鷺之介には、母の違う姉が三人います

長女、お瀬己、次女、お日和、三女、お喜路

この姉たち、遠慮なし、気遣いなし、そして毒舌家

そのうえ、金遣いが激しい

その三人はどこに行くにも鷺之介を連れ出し

鷺之介は振り回されます

 

父、鳶右衛門は船持ちの廻船問屋の主人

船の乗って商売に出ているので、ほぼほぼ家にはいない

母お七は鷺之介が六つのときに亡くなりました

姉たちはそんな風だから頼れるのは長兄鵜之介のみ

兄は、鷺之介にとっては父であり母でもある

 

と、まあこういう背景の中、事件が起きて・・・

 

え~こんな感じで最後まで行くのか?

と、思ったら、そういうわけないですよね

だって西條さんだもの

 

前半は、とにかく姉たちのマイナス面がこれでもかと描かれていて

後半になると、一転して毒が薬になっていきます

 

もうここからは西條さんの真骨頂

読ませます、泣かせます

 

どのキャラもキャラ立ちしています

上手いな~とうならされました

 

お勧めです

 

三日前のこと

いつも通り慣れている道を通っていたら

警察の人が私の車を停めるんですよ

何か事件でもあって、何か見ませんでしたか?

何て聞かれるのかと思ったら

何のことはない

さっきのT字路で一時停止しませんでしたね

こちらに入って車を停めて下さい

って

7千円なり~

35年間、無事故無違反だったのに

7千円あったら、あれが買えて、あれが食べれて・・・

 

急いでましたか?

ここは初めて通りましたか?

って

ハイ、そうなんですよって涙ながらに訴えても、切符は切られるのよね

じゃあ、聞くなって!

 

 

3か月無事故無違反だったら点数はお返ししますって

黄色になっても直ぐに停まるし

スピードも出さずに真面目に運転してます

後、87日頑張るぞ~

 

ふう~思い出したら悔しい

 

皆様もどうぞお気を付け下さい

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阪急電車

2023-06-19 14:54:48 | 読書

地元の月間情報誌「ぷらざ」

p33 話題作BOOKのところに

4冊の本が紹介されていました

 

 

 

その中の1冊

阪急電車

有川浩著 幻冬舎 649円

紹介文には

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけた女性だった・・・。

片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。

乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、

やがて希望の物語が紡がれるほっこり胸キュンの傑作長編小説。

恋の始まり、別れの兆し・・・人数分のドラマを乗せた電車は

どこまでもは続かない線路を走っていく。

 

 

 

話題になった本だったのに時代小説オンリーの私は

手をださなかったのですね

 

でも、脳を活性化するにはいつもとは違うジャンルの本も読んだ方がいい

みたいなことを書いているのをチラッと見たので

早速読んでみました

 

とっても読みやすくてはまりました

今年になって読んだ本の中では一番でした

 

電車の中でのあるある話

繋がることのない人が繋がっていく面白さ

ワクワクしながら読みました

 

今ではバスさえ乗らない私ですが

想像力をかきたてられました

 

今年になって初読みの作家さんといい出会いをしています

当時だと図書館予約しても半年1年待ちしただろうこの本ですが

今なら結構すんなり借りられると思います、多分

 

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朝星夜星

2023-06-06 21:04:48 | 読書

朝井まかて著

「朝星夜星」

夫婦で挑んだ「日本初の洋食屋」誕生物語

幕末の長崎で洋食屋を始め、

明治の大阪でレストランとホテルを開いた料理人・草野丈吉と妻ゆき。

日本の外交を支えた〈自由亭〉夫婦の奮闘を描く傑作長編。

 

妻ゆきの目線で書かれた夫丈吉の活躍とその家族の物語

510頁

厚さ3センチ重さ610グラム

朝井まかてさんでなければ手には取らなかったと思う

 

ゆきは大女である

気働きが効くかと言えばそうでもない

 

しかし、丈吉に食べている姿を気に入られ彼の嫁になる

丈吉はこう言う

「料理人の作るもんはぜんぶ胃袋の中に入って、何も残らんたい。

一日がかりで仕込んで卓の上にいかほど皿を並べても、

一刻ほどで消えてしまう。

いや、残されたら料理人の恥、きれいさっぱり余さず消し去ってもらうとが稼業たい。

ゆえにおれらの甲斐はほんのつかのま、食べとる人の仕合わせそうな様子に尽きる。

その一瞬の賑わいが嬉しゅうて、

料理人は朝は朝星、夜は夜星をいただいくまで立ち働くったい」

 

丈吉は今の朝ドラの「らんまん」の万太郎みたいに

前だけ見て突き進みます

 

そんな丈吉に不安になったり、嫉妬したりしながらも

彼の料理に対する姿勢に惹かれしっかりとついていきます

ゆきも女将として段々と成長していきます

 

丈吉の両親、丈吉の妹

三人の子ども達

そして美味しそうな料理が物語を華やかにしてくれます

華やかさは料理だけではなく店を訪れるお客様が凄い

 

五代友厚、陸奥宗光、後藤象二郎、岩崎弥太郎達、そうそうたるメンバー

長崎では、チラッとですが坂本龍馬にもゆきは出会います

 

しかし、あの時代の女性は家で家族の為だけに生きるのが常識と思われていた

丈吉の妹も腕があったし、

ゆきも女将としての度胸もあったのですが

やはり最後は表には出してもらえなかったのがとても残念だと思いました

 

この時代がお好きな方はとても楽しめる一冊だと思います

 

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あずかりやさん

2023-05-31 22:15:06 | 読書

 

29日

大分、梅雨入りです

 

ペチュニア、カリブラコア系が満開をむかえているのですが

花びらが薄く、雨に弱いので

家にいる時は、空模様を見ながら

軒下に入れたり出したり大忙しです

 

手がかかる子ほど可愛いといいますが

まさにそんな感じです

 

気がもめるのがもう一つ

貯金1で交流戦に入ったカープです

交流戦で又借金を抱え込んで終わらないことを祈るばかりです

今夜はやっとオリックスに14連敗阻止できました

あ~良かった!!

 

あ、読んだ本の紹介がありました

 

大山淳子著

「あずかりやさん」

 

大山さんの本

「牛姫の嫁入り」

を読んで、ああ~この人の文章好きだわ~

どこが好きかと言うと

まずは終わりがハッピーエンド

小難しくないのでサクサクと読める

適度のツッコミどころがある

ホロっとするところがある

等々

 

よって、次はこの本を手に取りました

 

あずかりやさんというお店が舞台

17歳の時に見知らぬ人にあるものを預かったことから

物を預かるという仕事を始めます

預かり賃は一日百円

期限を決めて前払いしてもらいます

期限が過ぎても取りに来なかったら預かりものは店主の物になります

 

彼は子供の時に、失明しています

しかし、他の器官が目を補うようにずば抜けています

 

色んなお客さんが来店します

その内容を語るのは桐島君ではなく

 

お店にかかっている暖簾だったり預かっている自転車だったり

生まれたばかりの子猫を親猫から預かって育てた猫だったり

(勿論100円は置いては行きませんでしたが)

 

色んな話がゆっくりと流れます

 

梅雨の日に読むにはぴったりの本です

 

 

 

 

 

 

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鯖猫長屋 10

2023-03-28 21:22:06 | 読書

 

田牧大和著

「鯖猫長屋 ふしぎ草子(10)」

 

謎解き

人情噺

 

とうとう鯖猫長屋も10まできました

 

やっぱり面白かったです

 

猫好きじゃなくても楽しめる本

猫好きならもっと楽しめる本

 

今回は、拾楽さんが大切に想っているおはまちゃんからのお願いから始まります

 

元盗人だった拾楽さん

最初の頃よりずっと丸くなりました

前は少し影があったのに

 

これも長屋のみんなの人情に触れているせい?

 

サバの妹猫のさくらまで開眼

 

拾楽さん、守らなければいけない人たちがどんどん増えてきてますね~

 

11は余り間をおかずに出してください

え~この人だれだっけ~と復習しないといけなくなりますから

 

 

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黒髪と歯医者

2023-03-27 13:32:37 | 読書

 

坂井希久子著

市松師匠幕末ろまん

「黒髪」

 

駕籠屋の三女おりんは三味線を習っている

三味線の師匠に物凄くあこがれている

何て言ったってこの市松師匠は絶世の美女

と思っていたが

稽古の帰り、忘れ物を取りに帰っておりんが見てしまったものは・・・

 

市松師匠は女性ではなかった

 

しかし、おりんはそのことを誰にも言わずに

師匠に三味線を習い続けます

 

おりんの姉が嫁ぎ先から出戻ってきます

その出戻りには訳があった

 

この師匠が一肌脱ぐことになり

最後はめでたしめでたし

 

しかし、一晩とじこめられていた師匠のお顔のひげは大丈夫なのかと

気が気ではありませんでした

どうやら新シリーズのようです

続きが楽しみ

 

おりんちゃんがとっても元気溌剌としているのがいいし

市松師匠がいい!

 

坂井希久子さんの

花暦居酒屋ぜんやシリーズの新きゃらのお花ちゃんが

どうにもネガティブで読んでいて辛くなります

 

まあ、おりんちゃんはお金持ちのお嬢さんで何の苦労もなく育っているけど

お花ちゃんは実の母に捨てられ食べるのにも困っていた境遇だから

仕方がないか~

 

やっぱり育つ環境って大事ですね~

今更ですが

 

さあ、今日は3時半に歯医者

あ~歯医者って苦手

 

昔、産婦人科と歯医者どちらが嫌かとみんなで話したことがあったのですが、

これが綺麗に半々に分かれたのにはびっくり

不妊治療に通っていた友達が

あれは、慣れ慣れ

って

 

私はどちらも嫌だな~

 

 

 

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読書と洗濯機

2023-03-26 21:35:22 | 読書

 

 

米澤穂信著

「本と鍵の季節」

 

 

 

「栞と嘘の季節」

 

高校二年生の図書委員の男子二人

青春図書室ミステリー

 

性格の違う二人の会話の中にヒントが沢山出てくるので

ぼ~と読んでいては

あれ?

みたいな感じになります

 

松倉君はクールできっともてるな

堀川君は本当にいいやつ

 

本と鍵の季節は短編のミステリーが6編

 

栞と嘘の季節の方は

栞に猛毒のトリカブトが仕掛けられていて

誰が何のために

 

この図書委員シリーズ

まだまだ続きそうです

 

時代小説好きの私が学園ものを読むとは・・・・

時には目先も変わって良かったな~

 

ずっと天気が悪くて、桜の開花も九州の中でも大分が一番遅い

 

そんな中、金曜日に洗濯機が壊れました

直ぐに買いに行ったのですが、この時期配達が込み合っていて

火曜日にしか配達してくれない

 

今日はたまった洗濯物をコインランドリーに持って行きました

ずっと雨の日が続いていて、日曜日だし混んでる混んでる

 

あ~火曜日が待ち遠しい

 

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隠蔽捜査

2023-01-29 21:45:51 | 読書

 

 

今野 敏著

「隠蔽捜査」

 

原作を読んでドラマを観るか

ドラマを観てから原作を読むか

 

これはドラマを先に観ました

 

 

杉本哲太と古田新太w主演

警察の現場で活躍するドラマは多いのですが

杉本哲太演じる竜崎、古田慎太の演じる伊丹俊太郎もキャリア官僚です

 

本を読みながら、二人の顔が浮かんで

本に入りやすかったです

 

正しいことは正しいと絶対に曲げない竜崎

 

仕事人間で家族も顧みず

一に正義二に正義

息子には「東大に行け」と上から目線

 

今一なんかな~と思うのですが

あれよあれよという間に

彼の警察官としての矜持に魅了されていきます

 

「隠蔽捜査2」果断では

息子の不祥事で所轄に左遷になります

 

署長になった彼は、早々に地域の防犯対策懇談会に出席します

そこにはPTA役員や教師たちが出席

彼らは子どもたちの為にもっと警察に頑張ってもらわねばと言います

そして意見を求められた竜崎署長

 

彼はこう言います

 

可能な限りのことはやる

しかし、要求をするなら、皆さんも当然何かの責任を果たして下さい

 

勿論、みんなは、犯罪を取り締まったり、未然に防ぐのは警察の仕事だろと反論します

 

彼は

犯罪や取り締まりや防犯だけが警察の仕事じゃない

多岐にわたる仕事をしている

 

そりゃあ、みんな文句いいますよね

 

税金で働いてるんだから、納税者のために働くのは当然でしょ

 

彼は

納税者のために働けというなら高額納税者によりサービスをしなければならなくなる

 

やっとここで

では、自分たちは警察の為に何をすればいいのかという質問が出ました

 

巡回連絡カードに記入してくれると助かる

プライバシーと治安は無関係ではない

と言い切ります

 

p48から引用

 

「皆さんは、ご自宅のお隣さんがどんな仕事をなさっている方かご存知ですか?

家族構成は?

お隣のお隣はどうです?

近所の方々と普段お話をなさいますか?」

誰もこたえない。

「お子さんとは会話をなさってますか?

お子さんが学校の行き帰りに何を見たか、誰といっしょだったか。話をされていますか?

それだけでも

実は犯罪の抑止に役に立つのです。

危険なものは避ける。

怪しいものがあれば、地域で注意しあう。

そういうことが警察にとって助けになります」

懇談会の出席者は、区の職員も含めて一様に驚きの表情だった。

 

 

少し前に読んだおけら長屋が頭をよぎりました

おせっかいの大安売り

人の子も自分の子もみんなでおせっかいをやく

困っていたら助け合う

 

江戸時代とまではいかなくても、

自分の子ども時代でも、そういう感じだったな~と思います

 

あまりにもプライバシーを大事にし過ぎている気がしますね

 

まあ、この後、事件が起きて竜崎署長大忙しになります

 

ドラマを観てから、本を読む

これは有りでした

 

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