思考の整理学で有名な
外山 滋比古 著
老いの整理学
文中より
ホメられるススメ
教育学部でピグマリオン効果ということを教える。
でたらめ、いい加減のでも、ホメれば学力が伸びるというのである。
中略
年を取ったら、こどものようにテストをしてもらい、
ホメられてのびる、という真似はできないが
何とかしてピグマリオン効果をあげることができるようにするのが、
知恵というものである。
中略
ときどきでいい。
自分をホメてくれる人がほしい。
親しい人ではうまくない。
もと同僚というのもまずい。
昔からの竹馬の友もこの際は好ましくない。
かれらは、まず、ホメてくれないからである。
ではどういう人ならホメてくれるかと解説は続きます
それぞれ違った人生を歩んできた人たちと
定期的に寄り合って話すのがいいそうです
人生を生かすのは、ホメてくれる友である
うん、うん、ホメてほしいですよね
ホメればブタも木にのぼります
外山先生のモットーとしている言葉
「知らぬがホトケ、忘れるがカチ」
読書についてもこう書かれている
風のように読めば、たくさんの本を見ることができる。
そのどこかに、自分の持っている波長と合うものがひそんでいるかもしれない。
風のようにさらりと読んでいても、自分の波長にあったメッセージに出会えば、
共鳴という発見がある。
そういう読書によって、人間は変身、進化する。
風のように読み、風のように考える
そうしたいと思う!