小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

雨の一日

2021-01-23 20:09:43 | 小さな気付き

キンカンの甘露煮

 

キンカンはお隣の宮崎県の特産です

市場にも綺麗なキンカンが入ります

砂糖を入れてじっくりことこと煮詰めます

ヨーグルトに一つ放り込んで一緒に食べます

もう美味しいこと美味しいこと

 

知らずに作っていたのですが

どうやら「鬼まんじゅう」と言うらしいのです

高齢者対象のサロン活動もこのコロナ禍では

いつものように集まることができません

そこで今月はお赤飯とこの鬼まんじゅうを作りました

そしてボランティアメンバーで

高齢者の方のご自宅にお届けしました

 

皆さん、早くみんなと会っておしゃべりしたいとおっしゃっていました

 

本当ですね

 

ボランティアメンバーで練習しているチアダンスも

新ユニフォームを作ったのはいいのですが

発表する機会がなくて・・・・

 

あ~いつになったら

まあ、地道に練習だけは続けようと話しています

 

久しぶりに音をたてた雨が終日降り続いています

 

一雨ごとに春に近づいて

そして、春とともにコロナも去りぬ

な~んてね

 

 

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西條奈加さん直木賞受賞

2021-01-21 21:13:15 | 読書

嬉しいですね~

西條奈加さん、直木賞受賞です

 

「心淋し川」

 

宇江佐真理さんが亡くなった後、その穴を西條奈加さんに埋めてもらいました

 

西條さんの本、好きです

 

まるまるの毬

亥の子ころころ

隠居すごろく

銀杏手ならい

せき越えぬ

わかれ縁

鳥金

大川契り

九十九藤

涅槃の雪

閻魔の世直し

善人長屋

上野池之端 鱗や繁盛記

等々

 

文中に優しさがあるので安心して読めます

 

お気に入りの作家さんが受賞するって本当に嬉しいものなのですね

初めて味わう感動です

 

 

 

 

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出版社の広告

2021-01-09 21:08:37 | 読書

寒いこと、寒いこと

こう寒いと、コロナはますます元気に活発になるんですかね~

勘弁してよ

 

さてさて、1月1日の新聞の広告欄

各出版社の広告をとても興味深く見ました

 

新潮社

私たちは人類史上かってなく

他人と接続しているのに、

なぜ孤独を感じるのだろう。

アンデッシュ・ハンセン著 「スマホ脳」を紹介していました

 

岩波書店

想像力が明日をつくる

宮崎駿とジブリ美術館

を紹介

 

三省堂

あなたはどう考えますか。

新明解 国語辞典

を紹介

 

 

大修館書店

「明鏡」は、曇りのない澄みきった鏡。

日本語の現在を鮮明に正しく映す鏡。

明鏡国語辞典

を紹介

 

小学館

こどもはみんな、何かの探偵だ。

名探偵コナン他を紹介

 

光文社

ニュー・ノーマルな、朝の絶景。

東野圭吾著 ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人

奥田英朗著 コロナと潜水服

ペク・セヒ著 死にたいけどトッポッキは食べたい2 

を紹介

 

集英社

今日から、進年。

松井玲奈著 累々 デビュー短編集

を紹介

 

その中でいいな~と思ったのは

 

文藝春秋

活字の中に「人間」がいる

菊池寛著 マスク スペイン風邪をめぐる小説集

を紹介

 

ちょうど百年前の世界もパンデミック禍に襲われていた。

スペイン風邪である。

社の創業者である作家の菊池寛は「マスク」という掌編を発表する。

   

 心臓に疾患をもつ「自分」は、病いへの恐怖から家にひきこもる。

 神経質になり人びとがマスクを外すようになっても外せなかった。

 流行が収まりかけ、ようやくマスクをとって

 野球見物に赴くが、一人の青年がマスクを

 掛けているのを見て「不愉快な激動」を受ける。

 ----突き出て居る黒いマスクから、

 いやな妖怪的な醜くさをさえ感じた。

 

ついこの間までの自身と同じ青年の姿に、たじろいたのはなぜか。

人間心理の不思議に迫る菊池寛の筆は今読んでもあざやかだ。

 

と書かれていました

 

最後は

講談社

 

おもしろい未来は、自分たちで、つくろう。

講談社は、創業111年。いやぁ、いままで色々ありました・・・なんて

フツーは過去を振り返りたくなりますよね?

でもあえて、そんなこと致しません。

なぜって昔のことより、これからの楽しいことで頭がいっぱいだから。

 

と、2020年から2131年までの未来の年表

とっても楽しい年表です

 

例えば、2022年 「進撃の巨犬」連載開始

2028年 雑誌からリアルにおもちゃが飛び出す「たのしすぎる幼稚園」創刊

2045年 読み終わったら食べられる「週刊少年マガジン しょうゆ味」発売

2072年 恐竜をリアルサイズで見られてさわることができる「講談社の動く図鑑MOVE4D」創刊

2111年 「100万回生きたねこ」本当に発見される

2116年 本社を火星移転を検討も文京区音羽のままに

2131年 講談社創業222年をむかえる

 

等々

何か楽しくなってきました

 

 

さすが、出版社の広告、興味深かったです

 

しかし、文庫本のシリーズが途中で出版社が替わったりするのは

色々大人の事情があるのでしょうかね~?

 

 

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おけら長屋15

2021-01-03 09:56:24 | 読書

 

 

2021年

初読み本

 

畠山健二著

「本所おけら長屋15」

 

泣いて笑って、そしてほっこり

 

初読み本にぴったりの本でした

 

はる なつ あき ふゆ

と季節が入った章です

 

「あきなす」の章

勤め先の米問屋の、嫁、姑問題に巻き込まれる万造

万造に頼み事をする女将

「仕事なんか恒吉の半分もしてないじゃないか。

お前を飼っているのは、こういうときに役立つからさ」

 

ハハッハ大笑いしました

 

この章には、「金太」が特別出演

瞬時に落語の世界に突入です

 

 

 

最後の「ふゆどり」では

島田鉄斎がおけら長屋で暮らすようになったいきさつが描かれています

藤沢周平の世界のような雰囲気に引き込まれます

 

鉄斎の話を聞いた万造、松吉、お染にとっては、はじめて聞く話ばかりだった。

「そんなことがあったんですかい」

万造が溜息まじりに呟く。

 

そうなんだ、そんなことがあったんですね鉄斎先生と

読者も呟いてしまいます

 

鉄斎に真剣で試合をいどむ涼介

お栄の作ったものを口に入れ、その味に温かさを感じます

そこで松吉の言葉

 

「なぜだかわかりますかい。

おけい婆さんも、この店のお栄ちゃんも、作ってる人の心が温けえからですよ。

それに、塩でも砂糖でも出汁でもねえ、とっておきの隠し味があるんでね」

「とっておきの隠し味・・・」

「涙ですよ。長屋暮らしの貧乏人なんてのは、

みんな心の中に悲しみや苦しみを抱えて生きているんでさあ。

だから、鍋の中に涙が一粒、流れ落ちるんで。

心根の優しい人には、その涙の味がわかるんですよ」

 

松吉さんに時々こういうセリフを言わせる畠山先生、ずるいですよ~

 

あ~正月早々

気持ちのいい読後感を味わいました

 

まだまだ続いて欲しいおけら長屋です

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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