小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

白光

2021-10-17 20:35:11 | 読書

 

朝井まかて著

「白光」

 

いや~結構読むのにエネルギーがいりました

山下りん

日本初、ロシア留学をし、イコン画家となるお話

イコンとは、ロシア正教の聖像画のこと

 

幕末、絵が描きたいばかりに家出までしてその意思を貫こうとします

しかし、いい師に出会えずに落胆するりん

 

ロシア正教会で彼女の一生に関わるニコライ司教と出会います

ロシアにも行き、イコン画を学ぶことになるのですが、

彼女の優先順位は絵が描きたい

本当の信仰心は薄いものでした

 

彼女が貧しくなければ、

そしてもう少し時代が進んでいたら彼女はきっと違う絵を描いていたことだと思います

 

ロシアの往路の船中での彼女

修道院での生活の彼女

 

どれも、絵が描きたいという情熱があったからこそできたこと

 

好きなことがあるって本当に人を強くします

でも、人との諍いはつきもの

仕方ないこと

 

山下りんさんの描かれた絵を見てみたいと思うのですが、

イコン画には名前を入れないんですね

 

この本の最後に主要参考文献・主要参考論文が連なっています

 

この本を書くのにどれだけの文献を読まれたのでしょうか

朝井まかてさんもきっと山下りんさんの生き方にとても魅力を感じたのでしょうね

絵が好きな方は一読あれ

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まだ夏

2021-10-12 20:02:46 | 小さな気付き

 

 

 

 

 

サフィニアもニチニチソウも

真夏を思わせる日差しを毎日浴び

とっても元気です

 

我が家はまだまだ家の中も着る服も夏仕様です

 

来週位からは温度が下がるらしいのですが・・・

 

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あんのまごころ

2021-10-03 20:29:44 | 読書

 

 

ブルームーン

という名前

 

それにしても暑いですね

今日は大分県日田市では35℃超え

10月で猛暑日は観測史上初めてですって

 

暑さ寒さも彼岸まで

と言われてましたけど

そのうち、暑さ寒さも師走まで

なんていうことになりそうです

 

 

柴田よしき著

あんのまごころ

 

読み終わりました

 

お勝手のあんシリーズ4巻目

 

幼くして親に売られたおやす

たまたま行き会わせた品川の老舗宿屋「紅屋」の主人が

おやすが類まれな嗅覚をもつことを見抜き

宿に連れて帰ります

 

そこの料理人政一はおやすに料理を仕込むことに生きがいを見出します

 

主人が従業員思いだから

従業員も皆出来がいい

 

ひたむきに働くおやすはみんなに可愛がられ成長していきます

 

そしてシリーズ4に!

 

今回もおやすのまわりも色々あります

友達のおちよちゃんの妊娠

お小夜様が旦那様に手作りする料理の指南

そして天災が・・・

 

前回は地震

今回は大型台風が品川を襲います

何もかも水にのまれてしまいます

呆然とするおやすに

 

おやすを可愛がっているおしげさんが

「こうして生きているだけで、なんて贅沢なことだろうね。

なんて、運のいいことだろう。

だからあたしらは、生きていることに感謝して、恩返しをしないといけないんだよ」

と声をかけます

 

シリーズ5は

紅屋の再建

そしてお年頃になったおやすの恋バナかな?

まあ、本人の頭の中は料理のことしかないから

彼女に惚れてしまう男性は振り向かせるのは至難の業だろうな~

 

さくさく読めますよ~

この本もお勧めです

 

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魂手形

2021-10-01 10:26:35 | 読書

久しぶりの更新です

もう10月です

秋なのに日中の暑い事

扇風機がまだ働かせるの?と言いたそうに頭を左右に振っています

会社ではクーラーが入っています

台風の影響も大きいのかもしれません

 

しかし、朝晩はしのぎやすくなり虫の音も聞こえてきます

 

庭の菜園(?)にまいた、ほうれん草、春菊、小松菜、サニーレタスの芽が元気よく出始めました

ブロッコリーは苗を買って3本植えてみました

 

秋の夜長、読書にはいい季節になってきました

テレビが今一そそられるような番組がないので早めに消して読書

と、日中の疲れが出て、ウトウト・・・

ここで少し寝てしまうと後、眠れなくなります

 

そんな時は、宮部みゆきさんの本が出番です

読ませます、一気読みです

 

魂手形

三島屋変調百物語、7冊目

聞き手はおちかさんから富次郎さんにバトンタッチです

 

人が誰にも信じてもらえないような経験をしたとします

誰かに聞いてもらいたい

でも誰も信じてはくれないだろうと自分の胸の内にしまいこみます

 

そのしまい込んだものを、

聞き手の富次郎さんの優しい雰囲気に心を開き、重い荷物を降ろしにきます

 

一話完結です

 

話の内容はゾクゾクしますが、どの語り手も魅力的で

勿論聞き手の富次郎さんにも引き付けられ

読ませてくれます

さすが宮部みゆきさんです

 

お勧めです

 

 

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