吉田修一著
「怒り」上
読み終わりました
以前吉田さんの
「悪人」
を読んだとき
内容はかなりせつないのだけれど読後感が良かったので
つい本屋に並んでいたので買ってきました
この「怒り」もやはりかなり人間模様が入り混じっています
最初に夫婦が殺されます
一年後
まだ犯人はつかまっていません
何のために殺されたのかも読者は知らされていません
ただ犯人は特定できていて指名手配写真は出ています
その犯人らしき人が3人
わけあり風な3人がそれぞれの場所でそれぞれ違う人たちと関わりをもって生きています
この人かな?
いや、この人だわ?
うん、左利き?
じゃあこの人?
でもその3人に関わる人たちにそれぞれ「愛情」が生まれてきているから
読み手としてははらはらします
殺人犯だと知ったとき
どうする?
ここのところは「悪人」と似た感じでしょうか
今から「下」を読み始めます
本当は今すぐにでも犯人が知りたいんです
ネットでググればすぐわかること
でも、でもぐっと我慢
あの子があの女性があの男性が悲しまなければいいのですが・・・・
やっぱりせつない吉田作品