小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

衝撃を受けた時代小説傑作選

2025-01-29 16:47:25 | 読書

予約した本が中々順番が回ってこない

まあ、久しぶりに家にある本でもと見ていると

 

ありました、いい本が

 

 

帯が凄い

 

読んで驚け!快楽とパワー。

残酷とカタルシス。

人気時代作家が選んだ傑作短編集

 

 

 

杉本章子さんが選んだのは

藤沢周平著

「暗殺剣虎ノ眼」

山田風太郎著

「正義の政府はあり得るか」

 

宇江佐真理さんが選んだのは

榎本慈民著

「血みどろ絵金」

滝口康彦著

「異聞浪人記」

 

あさのあつこさんが選んだのは

岡本綺堂著

「冬の金魚」

菊池寛著

「忠直卿行状記」

 

巻末に

杉本章子さん、宇江佐真理さん、あさのあつこさんの座談会付です

 

これがもうたまりません

 

この本が出たのが

2011年9月10日

それぞれが選んだ本について語り

それぞれが又、その本の感想を言ったりと

とても興味深い話の内容です

一部抜粋

 

あさのさん

私は時代小説を書くようになってまだ日が浅いですし、

知らない作品も多く、お二人の選ばれた作品も正直、お名前も聞いたことがなかった人のもあって、凄く刺激を受けました。

すごい作家さんがいたんだなあ、と感動しました。

 

宇江佐さん

私自身が好んで読むのは結局、四の五の言わず物語世界にスーッと入っていけて、

最後まで気を逸らさずに読むことができる小説。

作品自体の文学的評価は別にしてね。

 

杉本さん

物語を読むときはやっぱりその作品の持つ磁力に引かれて読むわけですから、

たとえば混沌を楽しむというところもある。

私も今回は、読者として自分が好きで楽しんで、

「ね、読んで読んで」

と人に薦めたいものを選びました。

 

 

宇江佐さんは二十代の頃は山本周五郎さんのものを愛読してたとか

髪結い伊佐治は榎本さんの「血みどろ絵金」の影響を受けてるとか

 

とにかく三人の話が面白い

 

宇江佐さんが2015年11月に

杉本さんも同じ年の12月に死去されました

 

まだまだ沢山の時代小説を書いて欲しかったですね

後はあさのさんに頑張ってもらいましょう

 

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てさばき

2025-01-23 16:20:48 | 読書

 

時代小説アンソロジー

「てさばき」

 

梶よう子

「艶化粧」

亡くなった人に化粧をして送り出す化粧師(けわいし)のおちえ

 

坂井希久子

「月満つる」

産婆見習いの美登里

 

篠綾子

「残り香」

依頼された香りを作る香職人のおみつ

 

山口恵似子

「針の歩み、糸の流れ」

仕立て職人のおしま

 

蝉谷めぐ実

「うわなり合戦」

先妻が後妻の家を襲ううわなり打ちの仲裁人のお勝

 

藤原緋沙子

「万年橋の仇討ち」

父の仇討ちをする髪結いの千加

 

いや~どれもみんな読ませてくれました

アンソロジーは好んで読んできたのですが

この本が一番良かったです

 

初出 日刊ゲンダイから

初読みのばかりだから新鮮

どれもまだ湯気が出てる感じ

 

特に好きだったのは

「うちなり合戦」

男前のお勝

名探偵コナンばりの洞察力

名負けしていません

 

「てしごと」とは又一味違う「てさばき」

 

この1冊、旅行の友に良し

喫茶店でコーヒー飲みながらでも良し

 

お勧めです

コメント (2)
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赤いスイートピー

2025-01-22 22:27:48 | 小さな気付き

 

♪春色の汽車に乗って

海に連れて行ってよ

・・・

心の岸辺に咲いた 赤いスイートピー

 

はい、これがスイートピーの花

 

男性でチューリップとひまわりと朝顔位しか

花の名前を知らない人も

この歌でスイートピーの花を認知されたのでは

いや~無理かな

 

しかし、スイートピーの花はやっぱり赤よりピンクの方が可愛いと私は思う

 

職域の廊下でよその会社の人が

「あの、二月は逃げる 三月は去るってよく言うよね~

じゃあ一月は何て言うのかな~」

と聞かれ

「あ~そうですね~何て言うんですかね~

スマホで調べておきますね」

と返事をして別れたのですが

 

よく考えもせずに

検索サイトに入れるワードの方を考えているんですね

 

「二月は逃げる 三月は去る 一月は?」

と入れたら答えが詳しく出ていました

 

一月から三月まではあっという間に時が過ぎるという意味合いからきている

二月は逃げるの「に」

三月は去るの「さ」

では一月は「い」

いが、頭について早く過ぎる言葉を探せば

行くという言葉が思い浮かぶはず

 

でも、考えるより先に検索してしまう

これは脳には余りいいことではないんだろうな~って

少し反省

 

脳を甘やかせてはいけないのですね

わかってはいるのですが

 

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広告を読む

2025-01-20 15:11:59 | 小さな気付き

 

 

今日は春を思わせるようないいお天気

お天気がいいと気持ちが弾みます

 

お友達の誕生日

「プレゼント何がいい?」

と聞けば

「寄せ植え」

と、ハードルの高いプレゼントをリクエストされました

 

冬の定番のパンジーやビオラの品数が少なくて

華やかさには欠けますが

私なりに頑張って作ってみました

気は心ということで

 

昨日は視覚障害の方達への新聞・雑誌を読む会がありました

近頃、私たちのグループに若い方が入ってきました

この会に彼女も初めて参加

読んで差し上げたい物は自分で選んできます

 

その彼女が選んできた記事が

大分に一つだけあるデパートの広告

 

東北物産と観光展

 

22日 水曜日まで

 

福島

自慢のかにみそめしの上にいわき市の郷土料理「うに貝焼き」と

かに・いくらをのせた海鮮弁当です。

うにの貝焼きめし 1折 2,484円

 

岩手

三陸産あわび・三陸産かきをメインに、

ほたて・かに・いくらを盛り合わせた、贅沢な海鮮弁当です。

特選海鮮づくし弁当  1折 3,240円

 

宮城

通常の2倍以上の厚みがあり、噛むほどに旨みが溢れでる極上牛たんと

香ばしく焼き上げられた牛たんソーセージ。

仙台味噌で味付けされた切落し牛たんも一緒に盛り込まれた贅沢な牛たん弁当です。

牛たん極太盛り合せ弁当  1折 3,150円

 

と、良く透き通る声で、美味しそうに読み上げていきます

これが受けたんですね~

うわ~美味しそう

とか

あ~ちょっと高いね~

とか

22日迄なら早めにいかないと

とか

今読んでくれたの買って食べたよ

とか

 

もう25年近くこのボランティアをやっていますが

広告を読んだのは初めて

こんなに受けるとは

やっぱり若いと発想も豊かなんですね~

新しい風、それも爽やかな風が会に吹いた気がしました

辞めないでいつまでも続けて欲しいな~

 

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素敵な解説、貴景勝

2025-01-16 20:51:31 | スポーツ

 

 

豊昇龍、負けちゃいました

琴桜も若元春も宇良も・・・

照ノ富士は休場

なんともはや

 

しかし、今日は大満足の大相撲観戦でした

 

解説が貴景勝の湊川親方

もう凄く良いんですよ、解説が

 

素人にも良くわかる取り口の丁寧な説明

そして語り口が優しい

そしてどんな力士にも敬意をはらっています

 

自分の体験談も織り交ぜながらの感想も

決して偉ぶってないのがとてもいい

 

白鵬の解説は人気があるようですが

私には向かない

どうも上から目線な感じがしてくる

まあ、綱をはった力士ですからね

でも鶴竜の解説はいい

 

これは人それぞれでしょうが

 

 

今日は今風に言うと胸熱になってウルウルしました

 

貴景勝と同学年で少年時代からライバルだった阿武咲が引退会見で大泣きした話

貴景勝に「俺たち頑張ったよな」

って言われたそうです

 

その話を聞いただけで泣けてきます

 

そして、連敗して横綱の目が潰えた琴桜に対して

 

くじ引きでこの地位を手にしたのではない

本当に強いです

と、心からのエールを送っていました

自分も3度チャンスがあったけど

やはり前場所の疲れが抜けなかった

と琴桜を思いやっていました

 

愛があるな~

 

大相撲の解説人も若返ってます

良いな~やっぱり若いって

 

 

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伝え反り

2025-01-15 17:18:45 | スポーツ

大相撲中継を見ながら

さあ、今日も真面目に更新しようとしていたら

何だこりゃ~

 

 

 

決まり手が

伝え反り

 

これは柔軟性のある宇良しかできない技

良いな~宇良

 

王鵬の土俵際、逆転劇の相撲も凄かった

手を手繰って体を入れ替えて引き落とし

 

しかし、私の推しの若元春が元気がない

大関狙いの場所だけに心配だわ

 

豊昇龍は強い

このまま順調にいけば横綱になるかも!

 

いい相撲が多くて楽しい

 

さて、今日は第3水曜日

高齢者サロンのボランティアの日

朝、8時に公民館の調理室に集合

私が担当したのは芋天

100枚近く揚げました

 

白だしで味付けした銀杏入りちりめんご飯

豚汁

そして芋天(2枚)一枚食べちゃいました

デコピンの折紙

 

高齢者の出席数は流石にいつもより少ない

風邪引きさんが多い

寒いですもんね

 

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満月

2025-01-14 17:20:29 | 小さな気付き

 

菜の花や月は東に日は西に

 

この月は今朝の早朝散歩の時に写しました

とっても大きくて丸くて赤くて感動物でした

早起きは三文の徳

 

東側は朝焼け

もうすぐ朝日が昇ります

 

そして今夜が満月

大分県では満月の瞬間は7時28分頃

残念ながら曇っています

 

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「森にあかりが灯るとき」

2025-01-13 16:26:44 | 小さな気付き

藤岡陽子著

「森にあかりが灯るとき」

 

 

「森あかり」

という名前の特別老人ホーム

ここで働く登場人物の立場から介護現場の実情を知る

 

まずは介護士として働く溝内星矢

福祉大学を出た後、お笑い芸人になるも挫折

そして「森あかり」で働きだして日がまだ浅い

まだまだ経験が浅く失敗が続く

だから介護現場で疑問に感じたこともストレートに物を言う 

そんな彼は利用者さん達に好かれている

 

人生って上書きの連続じゃないですか。

昨日嫌なことがあっても今日いいことがあったら、

人生はいいもんだなって思えるし

今笑えていたら大丈夫

 

と思っている

 

 

そして、ここで医師として働く葉山先生は

延命至上主義の看取りはやめにしたい

と常々口にする

 

しかし、施設長は体調が悪くなったら病院に送りたいと思う

 

利用者の倉木さんは

病院には行きたくない、ここで終わりたいと願う

 

葉山先生に倉木さんは言います

あのね、先生、私くらいの年になると、頭も体も思うようにならないんです。

不自由な体で、暗い森の中を歩いているようなものです。

昼間でも日が当たらず、夜になると暗くて前が見えなくて、

そんなところをふらふらと死ぬまで歩いている感じなんです。

そうやってふらふら歩いていると、時々、チカッチカッって光が見えるんです。

蛍のような淡い光じゃなくて、灯台の光線のような目が覚めるほど強い光です。

その正体は、若い人が仕事を頑張っていて、とても忙しそうで、

でもなにもできなくなった自分には眩しく見えるんです。

 

介護現場は本当に大変なわりに恵まれてはいない

友達も膝を悪くして手術してリハビリ中

 

恵まれてなくても懸命に利用者さん達の意思や尊厳を大事に思い寄り添っている

その気持ちが介護される人の心に光を灯している

介護士さんの顔から笑顔を消さないように

少しでも介護現場が改善されるといいのですが

 

重いテーマの本なのに

ストレスを感じず、読後感もとてもいい

流石藤岡陽子さんです

 

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踊ってきました

2025-01-10 16:03:10 | 小さな気付き

 

今日は地区の高齢者の新年会

 

私たちボランティアで結成したチアダンスのグループが

この新年会のアトラクションで(花?)を添えさせてもらいました

 

4曲

りんごの唄

マツケンサンバ

恋のバカンス

東京ブギウギ

 

あああああああ・・・・

結構間違った~

 

 

流石に高齢者の新年会です

最初は

「祝謡」

「高砂と鶴亀」

意味が解らないと只のお経のよう

しかし、そこはちゃんと訳文を印刷してくれていました

 

「高砂」は

 

時は春の初、所は播州高砂の浦、その浦にある高砂の松の木陰を

共に白髪の老人夫婦が掃き清める

 

阿蘇の神主友成が上京の途中に高砂の浦に立ち寄った際

この白髪の老人夫婦と出会うところから始まり

夫婦愛、長寿の理想をあらわした謡曲の代表作

 

高砂や~ この裏舟に帆を上げて・・・・

 

そう言われれば

結納品などにある翁と媼の高砂人形は

手に箒と熊手を持ってますね

なるほど~

 

「鶴亀」の方は

唐の皇帝が新春の節会で鶴と亀をまわせ、

月宮殿で雅楽に興じる様子を描いた作品

 

主役がソロで謡うのがシテ

主役と対立する役がワキ

バックコーラスが地謡

 

う~ん、新年会に行って勉強させてもらいました

 

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大人の事情

2025-01-08 21:15:27 | 小さな気付き

 

我が家のオシャレさん達

 

 

フリフリドレスを身にまとい

 

寒さも何のその

 

元気いっぱいです

 

今日の朝刊に

 

町田康さんのエッセイ

「大人の事情」嫌だよ、面倒くさい

という見出し

 

抜粋

時折、耳にする言葉に「大人の事情」という言葉がある。

どういう時にこの言葉を使うかと言うと、

その出来事にかかわる人間がみな子供でピュアーで清潔であれば、

その経緯をハキハキ説明することができるが、

大人の場合は、みんなダークで汚れており、それを詳しく説明すると

あからさますぎて白けるから今は言わんときましょうや、

みたいなときに使う。

 

数日前、近くに住む長男の息子

つまり私の孫、小学一年生が遊びに来た

「先生、好き?」

小1孫

「うん、好きだよ」

「二年生になったら先生変わるのかな?」

孫ママ

「変わるみたいですねえ~」

「又、じゅんぺい先生になるといいね」

小1孫

「うん、だから今度、校長先生に又二年生になっても

じゅんぺい先生にしてくださいってお願いに行くんだ」

私と孫ママ

「お願いがかなうといいね~」

 

でもそこは大人の事情があるからね~とは言わなんだ・・・・

そんな願いを聞いた校長先生は嬉しくないだろうか

こんなお願いをされたよと校長先生からじゅんぺい先生の耳に入ると

じゅんぺい先生は益々子どもたちを愛おしく思うのではなかろうかと

私の胸の中がほっこり

 

でも子どもはそのピュアさがあるだけに

時には辛辣な言葉を投げかけてくることもある

油断すると痛い目にあう!

 

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