小さな幸せ

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落花狼藉

2019-10-21 09:49:50 | 読書

 

 

朝井 まかて著

「落花狼藉」

 

朝井まかてさんの新書

8月25日発行

新聞の広告で好きな作家さんの新書やお気に入りのシリーズを見つけたら

大分市立図書館と大分県立図書館のホームページの新着一覧を常にチエック!

そこで入ったら予約を入れておく

 

こうすれば、割と早く読むことができます

 

やっぱり好きなことはマメにやれるんですね

だから結局好きなことが多い人ほど人生を豊かに過ごせるということでしょうね

 

話しはそれますが

私たちボランティアメンバーはひょんなことから

チアダンスもやることになりました

(最高齢86歳の方もいます)

団地の中の高齢者の方々とのふれ愛サロンが主なボランティアなんですが

 

チアダンスはもう3年くらいやっています

介護施設などで見てもらったりしています

 

個人的にはダンスや歌は不得手なもので

まあ、仕方なしという感じですが

ダンスが大好きというメンバーもいます

お一人の方は膝の調子が思わしくないのですが

踊っている間は楽しいから痛いのを忘れるって!

でも、家に帰って家事を始めるとたちまち痛くなるとか

 

あ、話を戻しますね

 

朝井まかてさんは14年に「恋歌」で第150回直木賞を受賞

その後、数々受賞しています

その中でも私が特に好きな本は

「福袋」

 

 

この「落花狼藉」の表紙の華やかさに目を奪われます

これは日本画家の黒川雅子さんが描かれていました

 

で、これは吉原の花魁さんの恋バナと思って手にとったのですが

大間違いでした

 

時代小説を読むと必ず出てくる

「吉原」

その吉原を作った人たちの話しでした

 

吉原の創設者、庄司甚右衛門の妻花仍

この花仍の目線で吉原を語らせます

 

朝井まかてさんの時代考証は流石です

花魁の衣装、花魁道中などに創意工夫をするところなどは

特に興味深ったですね

ドロドロ感がなく、最後まで一気読みです


P328より

いつか、この傾城町に桜を。

媚びず屈せず、咲かせておくれ。

落花狼藉の極みと謗られようと、吉原に嘘と真を見せるんだ。

爛漫と咲いて、散れ。


吉原の歴史を知るにはとてもいい本です

コメント
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