小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

眩(くらら)

2017-02-26 19:51:02 | 読書

 

 

 

朝井まかて著

眩(くらら)

 

読み終わりました

 

葛飾北斎と娘お栄の話

 

この本

週間朝日2016年時代小説ベスト10で

3位に選ばれた作品です

 

宇江佐真理さんの

髪結い伊三次捕物余話

にもこの親子がでてきました

だからお栄が北斎の絵を手伝っていたことや

大福饅頭を北斎が好物だったこと位は知っていました

 

この題「眩」は

文中に二度出てきます

 

まだ幼いお栄は父親の胡坐に座り

父親の画法を聞いていた

懸命に手を伸ばす

 

「お前え、まさか・・・・筆がにぎりてえのか」

父親はただでさえ大きな目を瞠って、娘を見下ろした。

娘はこくりとうなずく。

娘はただ、己の掌の中に初めて置かれた筆が嬉しかった。

眩々した。

 

もう一箇所は

この本の表紙の絵

「吉原格子先之図」

を書上げたとき

 

命が見せるつかの間の賑わいをこそ、光と影に託すのだ。

そう、眩々するほどの息吹を描く。

 

 

昨年の暮れ東京に行ったとき

すみだ北斎美術館

に立ち寄ったのだけど

この本を読んでおけばよかったと思いました

 

まかてさん

どれだけの資料を勉強してから

この本をかかれたのだろうと

作家さんって凄いなと改めて思います

 

色んなことを勉強したうえで

登場人物に息を吹き込む

 

 

その場にいて

北斎親子の姿を見ながら書いているような気さえします

生き生きとしているんです

登場人物全員が

 

素晴らしい小説です

 

出てくる絵をスマホで検索しながら

読み進めていくと何倍も楽しめます

 

お勧めです

 

最後にこんなことをお栄に語らせます

 

もう60かもしれないが、先々のあたしから見たら

今日のあたしがいっち若いじゃないか。

 

 

 

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聞き屋与平

2017-02-23 19:21:37 | 読書

 

 

 

宇江佐真理著

江戸夜咄草

「聞き屋与平」

 

商家薬種屋の裏の通用口を開け

行灯をのせた机を置き

人の話を聞く聞き屋をしている与平

 

お代はお客様の志

持ち合わせがなければ

ただ

 

今風に言えば

傾聴ボランティア

 

市井の人の話をゆっくりと聞いてあげる

意見をするわけでもアドバイスをするわけでもない

 

それでもしゃべり終えてすっきりとして帰っていく姿に生きがいを感じる与平

 

彼にも人には言えない秘密(過去)を持っている

墓場までもっていくつもりだった

 

が、最後の最後に彼も胸にしまった秘密を聞いてもらって

死んでいくのだった

 

働いて成功して

息子に後をついでもらって

老後、何をして過ごそうと思っていた時

人は自分の話を聞いて欲しい

意見など求めていない

ただ聞いて欲しい

という欲求をもっていることに気がついた与平

 

聞き屋をすることは

過去の贖罪だったのかもしれないのだが・・・

 

親に吉原に売られそうになっている少女

武士の妻だったが、男に惚れて夜鷹に身を落とした女

髪結いとすりをしている男

小僧

お武家様

 

読者は色んな悩みを与一と一緒に聞くことになります

 

いつの時代もみんな悩みながらも一生懸命に生きているんですね~

いい小説です

 

 

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あきない世傳(三)

2017-02-22 10:10:13 | 読書

 

 

高田郁さんのシリーズ物

 

あきない世傳

 

三(奔流篇)が

2月14日に出ました

 

シリーズ物は次が出るのを待つのが本当に辛い

 

終わるところがもう、はっきり言ってあくどい!!

気になって気になって仕方がありません

 

だから私みたいな性格は全部出てしまってから

一気読みしたほうが精神衛生上いいかもしれません

 

でも、わかっていたのですが

手を出してしまったんですね

 

やはり面白いんです

 

みをつくし料理帖と同じように

女の子が主人公です

 

この文庫本の帯には著者高田郁さんの自筆のコメントが書かれています

 

一(源流篇)

「買うての幸い、売っての幸せ」

を実現させていく

主人公「幸」の商道を

どうか見守って下さいませ

 

二(早瀬篇)

14歳の少女から17歳の娘へと

大きな転機を迎える幸の人生を

お見守り下さいませ

 

三(奔流篇)

ものが売れない時代にものを売る!!

主人公幸がいよいよ商いの知恵を絞ります

皆様どうかお見守り下さいませ

 

 

はい、もう見守らせてもらいます!!

幸頑張れ~

 

 

 

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幸せなひとりぼっち

2017-02-19 22:46:22 | 映画

 

 

「幸せなひとりぼっち」

みて来ました

 

いや~本当にみてよかった

いい映画でした

 

少し笑い少し涙を流してきました

 

スウエーデンの共同住宅地に住むオーヴエは59歳

43年勤めていた職場から肩たたきにあいます

 

最愛の妻は半年前に病気で亡くなり

ただただ孤独

 

頑固、偏屈

 

何もいいことも楽しいこともない彼の望みは

妻のいる天国にいくこと

 

天井にロープをつり自殺をはかるのですが

そのたびに邪魔がはいります

彼の隣にイラン人の家族が引っ越してきたのです

 

その家族が何かと彼に関わってきます

 

そのたびに少しずつ彼の閉ざされていた心が開いていくんです

その変化が何ともいえなくいい

 

隣の奥さんパルヴアネがまたとってもいい

怒鳴られても文句を言われても負けていない

言い返します

そして一番の理解者になっていきます

 

彼は奥さんとのことを彼女に話します

彼の奥さんの素敵なこと

明るくて聡明で美人で・・・

 

彼は本当は愛にあふれた心優しい男だったのです

ただ不器用なだけ

 

子どもや動物はそれがすぐに見抜けるんですね

隣の子どもたちも猫も彼になつきます

 

そうそう、この子どもたちと猫が可愛かったな~

 

もしお近くの劇場でやっているんだったら絶対みてください

お勧めです

 

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みをつくし料理帖

2017-02-18 22:24:09 | テレビドラマ

 

 

私の大好きな小説

高田郁著

みをつくし料理帖シリーズ

 

これが土曜時代ドラマに決まったそうです

5月13日(土)

NHK総合午後6時5分から

 

女料理人澪を黒木華さん

澪はこんな女の子です

 

丸顔に、鈴を張ったような双眸。

ちょいと上を向いた小さな丸い鼻。

下がり気味の両の眉。

どちらかと言えば緊迫感のない顔・・・

 

なんです

 

だから前にやっていたテレ朝のドラマでは

北川景子さんが澪を演じていたんですが

ちょっと違うな~って思ってました

でも黒木華さんならぴったりです

 

後は松岡昌宏さんが演じていた小松原さんは誰だろう

気になるな~

 

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すっぴん

2017-02-17 20:14:35 | 小さな気付き

 

今日はとってもあたたかかったです

春がもうきたような感じ

嬉しいですね

 

ところで

朝の通勤時聞く

NHKラジオ

すっぴん!

木曜日の担当は麒麟の川島さん

朝から笑いまよう~

笑わせしょう

 

リスナー参加型の番組です

 

本当に朝から笑わせてくれるいい番組です

 

昨日のおたよりテーマは

「不器用」

リスナーが不器用について色々コメントを入れます

 

そして、川島さんが面白ネタを話してくれました

 

沖縄出身のスリムクラブの片っ方の人(多分声が変な人のほう)

 

彼は右利き

で、情報番組か何かで左手を使うと脳が活性化すると聞いたそうです

そこで5年頑張って左手を主に使う努力をしたとか

 

でも結果は左手は上手くは使えなかった

そこで右利きにもどしたら右手も上手く使えなくなっていたとか

 

もうこの話を川島さんが面白おかしくしゃべるんです

車の中で大笑い

 

特に木曜日の川島さんが面白いですよ~

 

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べっぴんさん

2017-02-16 20:00:17 | テレビドラマ

 

 

春がきたようないいお天気の一日でした

 

今朝の朝ドラ「べっぴんさん」

笑ってしまいました

 

武ちゃんのお見合い相手が

「たみこさん」

これで一笑い

 

大分県のどこじゃ?

という武ちゃんの質問に

どこだろうと興味津々で見ていたら

 

「耶馬溪」

へ~耶馬溪!!

 

松原のぶえさんの出身地

 

菊池寛の

「恩讐の彼方に」で有名なところ

 

 

武ちゃんは中津出身

 

どちらも大分県の県北

私も高校は中津だったから

もうめちゃめちゃ親近感を覚えました

武ちゃんには幸せになってほしい

しかし、あのぎこちない方言はおかしくておかしくて

また大笑い

 

明美さん、お願いだkらエイスケさんとはくっつかないでね

武ちゃんが可愛そ過ぎるから

 

この中津、今月の6日の

鶴瓶の家族に乾杯で

坂口健太郎君と回っていました

 

アーケードのシャッター閉まっているところが多かったです

私が若いころはにぎわっていたんですけどね~

 

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湯たんぽ

2017-02-15 20:25:41 | 小さな気付き

これはな~んだ

 

ちょっと干し柿みたい

 

実は湯たんぽでした

 

 

 

先月、夫がインフルエンザにかかりました

 

我が家には高齢者がいるのでうつっては大変と

完全隔離

 

2階に食事を運び

家庭内別居

 

でも一人寝は寒い

冷え性の私は足があたたまらない

 

友達が

湯たんぽが気持ちいいよ~

と言ってたのを思い出しました

 

すぐにホームセンターに買いに行きました

 

昔懐かしいブリキ仕様ものありました

 

でも、ピンクのこれにしました

 

初日使用説明書を読まないまま使ったので

ストーブの上でがんがんに沸いていたお湯を入れて

それをお布団の中に

熱いこと熱いこと

 

いや、温かいのはいいんだけど

こんなんでいいんだろうかとネットで調べると

80度以下がいいらしいとのこと

 

やっぱりね~

 

翌日から少し冷まして・・・

 

本当に優しい癒される温かさです

 

朝、そうだ、この湯たんぽのお湯で顔を洗おうと!!!

洗面器にお湯をうつして洗いました

まだ、少し温かさが残っていました

子どものころのことを懐かしく思い出しました

 

でも洗面器で顔を洗っていたのはいつごろまでだったかしら?

今、洗面台に流しっぱなしで出てくるお湯で顔を洗っています

かなりお湯を無駄遣いしているような気がします

少し反省

小さな気付きもあった湯たんぽ使用でした

 

何はともあれ冷え性の方はお勧めですよ

 

 

 

 

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王様の涙

2017-02-14 20:07:38 | 小さな気付き

 

 

500円ワインの

「王様の涙」

スペイン産

 

お手頃価格なんだけどとっても美味しい

 

友達に教えてもらって飲み始めたのですが

甘すぎず、酸っぱ過ぎない

調度いい味です

 

ネーミングもおしゃれ

 

由来は

スペインのカタルーニャ地方で狩の途中

道に迷った王様が一軒の農家に

飲み物を求めて立ち寄ったそうです

そこで出されたワインの美味しさと人の優しさに思わず涙を流したという逸話

 

コンビニにもあるとか

お試しあれ

 

 

 

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道鏡

2017-02-13 21:12:42 | 読書

 

2月10日 

朝日新聞の記事

 

「続日本記」登場 道鏡ゆかりの寺か

という見出し

 

道鏡とは

 

a

 

道鏡、面白そう

そして大分の宇佐神宮が・・・

 

そういえば我が家の本棚に道鏡の本があったような

探してみたらありました

家族の誰かが読んだみたいです

黒岩重吾作

 

土曜日はいつもは仕事なのですが祝日でお休み

二日間予定がはいってない「オールフリー」

「陸王」も読み終えたので

これを読んでみることにしました

 

いやはやどんどん出世していきます

出世欲があり、女性が好き

 

お坊さんなんですけどね~

 

上巻でこれだけがんがんいくんですから

下巻はどうなるんだろう

 

 

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