小さな幸せ

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春に散る

2016-09-02 19:50:50 | 読書

朝日新聞朝刊の連載小説

沢木耕太郎さんの「春に散る」が31日で終わりました

朝日新聞に沢木さんは映画エッセイを書かれていました

それを読むと絶対その映画を観にいきたくなりました

 

読んだ人をこれほどまでも観にいきたいと思わせる文章にとってもひかれていました

その沢木さんの連載小説が始まるとわかったときはやった~!って思いました

 

初老の男、広岡仁一が主人公

後一歩というところで世界チャンピオンになれなかった元ボクサーである

彼はアメリカに渡る

そこで世界チャンピオンの夢を捨てる

実業家として成功するのだが、心臓発作を起こす

事業を整理し、日本に帰る

 

そして、一緒に夢を追っていた仲間に会いに行く

 

真田拳闘倶楽部の四天王と呼ばれた仲間はそれぞれ不遇な生活をしていた

 

広岡はそんな仲間を呼び寄せ一緒に暮らし始める

その家のことで世話になった不動産会社の佳菜子

 

この女性が一見気の利く可愛らしい女性なのだが思いもつかない過去を背負っている

 

広岡達は若い男翔吾と出会う

その出会い方もドラマチック

翔吾はボクシングをやっていたのだが彼も悩みを抱えていた

 

翔吾は広岡たちにひかれボクシングを教えてもらいたいという

広岡達は翔吾に類稀な才能を感じそれぞれの得意技を教えはじめる

 

翔吾は失明の危機はあったが世界チャンピオンになる

 

そして広岡は・・・春に散る

 

まあ、あらすじはこんな感じです

 

ボクシングの打ち合うシーンなども、あまりボクシングを知らない私でも

飛び散る汗やゴングの音など想像ができた

 

広岡を愛していた真田拳闘倶楽部のお嬢さん令子さんとのことや、

みんなで住む家が住みやすいように出来上がっていく様子や

広岡が野良猫になつかれ、その猫の名前をみんなで考えるシーンなど

女性でもじゅうぶん楽しむことができました

 

でも、題が「春に散る」だからきっとこんな最終回だろうなとは予想していました

 

久しぶりに読み続けた連載小説でした

 

朝日新聞のカルチャーデジタルで読めるようです

お勧めです

 

 

今夜は、「水族館ガール」が最終回

これ好きなのね

浦ちゃんもいいし、松岡茉優ちゃんが可愛い

今日もキュンキュンするんだろうな~

コメント (2)
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