硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

祭典の陰で。

2014-06-12 21:27:25 | 日記
ワールドカップが始まる。全世界のサッカーファンが待ちに待った祭典であり、この日のために心身を鍛錬してきた猛者たちの戦いの場でもある。また、あのボールには誰かの夢や誰かの希望、未来が詰まっている。

そんな素晴らしい競技であるが残念でならないことも存在している。

今回のワールドカップの為に、生活の場を奪われてしまった人がいると言う。

ソチ五輪の際も、同じような事が競技の陰で小さく報道されていた。

そして、ふと思う。こういう国際的祭典の陰で、それまでの生活を奪われてしまう人々が出てしまうのはどうしてなのかなと。

その理由を考えれば考えるほど分からなくなってゆく。

あいまいな言葉で例えるなら、資本主義社会とはそういう形でしか成り立たないものかもしれないが、自身の身体とボール一つで未来を切り開いてゆけるという現実がそこにあるから、世界が熱狂するのではないかと思ったのです。