硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

公共性が・・・。

2023-08-22 21:29:32 | 日記
コンビニのおトイレを借りた時の事である。

ドアを閉め、便座に座ると目の前の扉に張り紙がしてあった。
文章を読んでみると、丁寧な言葉遣いではあるが、とても困っていることが伝わってくる。

その文章を要約すると「トイレ内ではスマホで動画を観たりゲームをして長居しないように」というものであった。

コンビニのトイレは公共であり、不特定多数の人が利用する場所である。
それなのに、我が家のトイレと同じような行動をしてしまう人がいるようである。

つい先日も、SNSの「Ⅹ」を見ていると、飲食店さんのご厚意でお客さんに出している「おつけもの」か、なにかが入っている瓶から、直接口をつけてお汁を飲んでいる人の様子の動画が拡散されていた。

そういう動画を観ていると、いつも気分が悪くなるが、一方で、なぜ、公共の場で我が家のような振る舞いができるのか不思議だった。

しかし、コンビニの張り紙を読んでいて、一つの解にたどり着いたのである。

コンビニのトイレに張られている注意喚起と、飲食店での迷惑行為に共通点があるとしたら、その対象者は「お金を払っているのだから、私が好きなようにして当然である。」というマインドが強いからではないかと思った。

大人の呼ばれる年齢になっても、公共性に乏しい人は時代に関係なく一定数存在していて、その人たちの為に、ルールを護っている人が振り回されてしまうという、残念な現実があるのである。

どんなに教育が進んでも、このような事象はどうにもならないだろうと思う。多様性を認めるとはそういう事でもあるし・・・・・・。