今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

生きている人のそばに。

2009-05-23 18:26:14 | タラの日記

ようこそ、卯月です。
どうしてか理由ははっきり表現できないのですが、今日は死神にとりつかれていました。
この世の命なんてもうどうでもいいという気持ちになっていました。

カウンセリングに行って、大好きな先生に「さよなら」したら、もう家には帰らないつもりでした。

そう決めていたのに、カウンセリングの間じゅう、私は泣いていました。「ごめんなさい」と私は言いました。
ごめんなさい、先生。
ごめんなさい、子どもたち。
ごめんなさい、友達でいてくれたみんな。
そう思うと、涙があとからあとから溢れてきて、収拾がつかなくなってしまいました。
死んでいく自分がなんだかとてもかわいそうで、残されて泣いてくれる人たちの顔を思い浮かべては悲しくなり、子どもたちを守りきってやれなかった無念もあって、どんどん混乱していきました。

時間が来て、先生は「来週まで生きてください。来週ここに来ると、決めてください」と言って私の手を取って立たせようとしました。
先生の手が触れた途端に私はパニック状態になってしまい、大泣き大騒ぎになって、先生に頓服の安定剤を口に入れられ、隣の部屋で休ませてもらうというありさまでした。
先生は午後の診察の合間を縫って私の様子を見に来てくださって、「16年間目の前で見てきたあなたに死なれたら、つらくて悲しくて寂しいです。つらくてたまらないかもしれないけれど、生きていてください。死んだ人のことばかり考えているでしょうけれど、大部分の人は生きていますよね」と言いました。
「生きていたら、先生はずっとそばにいてくれるの? 私を助けてくれる?」と小さい子みたいに私は泣きじゃくりながら聞きました。
「そばにいます。助けますよ」と先生は言ってくれました。
「頭を休めるために安定剤を増やしますよ」と言って、薬を処方してくれました。

とりあえず家に帰ろう。子どもたちのところに帰ろう。頓服が効いてきてぼうっと眠くなる頭で、そう思いました。
それから考えよう。
ゆっくり、考えよう。

正直、今も死神が去っているのかどうか、わからずにいます。
でも、死んでしまった人のそばに行くより、生きている人たちのそばにいたい、もうしばらくは。
先生や子どもたちが私を助けてくれるのなら、その支えに甘えたい。

ああ、今日も仕事にならなかった。
明日はがんばろう。
安定剤増えて、仕事になるのかな?
ではまた明日ね。
おやすみなさい。

コメント (4)
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