すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

漫画感想いろいろ

2007年08月19日 | 漫画・本
お盆休み中に読んだ漫画のひと言感想など

「おかしなあの子」 石森章太郎 全3巻
 
ある日ごくごく普通の小学校へ転校して来た少女・猿飛エツ子。彼女は不思議な家に住み、動物と話すことが出来、忍者ようになんでも出来るスーパーウーマンだったのです。

詳しいレビューは貸してくださったトミーさんトコを見てください(笑)
判りやすく言うと、ドラえもんとかに相通じるものがありますね~初版は私が生まれたのと同じ昭和44年なのですか、ほんと夢が詰まっているんですよね~。かといって、エッちゃんの何でも出来るスーパーウーマンぶりだけに終始せず、裏の事情や全てを叶えることがけして最善ではないことをさりげなく指し示してくれています。
それまで、可憐な少女漫画を描いてきた石森先生の新境地ってトコなのかなぁ??これが後の戦隊モノとかに通じている感じがしますね


  
「ファイブスター物語」 永野 護 角川書店 ~12巻

とある宇宙の果て。アマテラス皇帝の下、各国が己の領土を拡大せんとひしめき合っていた。地球人よりはるかに長い寿命を持つ彼らの中でも騎士や王と呼ばれる者達はファティマという人工生命体コンピューターをパートナーとし、共にMH(モーターヘッド)と呼ばれる機械を操縦するのだった・・・

なごいくさんにお借りしました。
サンライズアニメのメカデザインを手がけた永野さんの漫画だけあってMH(モーターヘツド)と呼ばれる戦闘ロボや魅力的なキャラなどSF好きにはたまらない独自の世界観。
でも登場キャラが多いせいか、すんごく難しいな~というのが正直なトコロ。
これは借りて読むだけでは魅力の全ては理解できないかも。。。

それとファテマのスタイルが気になるぞ~
「針金のような足」もいいけど、骨盤が判るほどのガリガリの下半身に、ちょっと細く描きすぎでは?と思った。ファテマと人間の描き分けなのかもしれんが・・・永野さんの好みなのかな??


以下、ブックさんにお借りしてます
 
「金魚奏」 ふじつか雪 白泉社 全2巻

女子高生・飛鳥はお祭りで和太鼓の演舞をする1人の青年に恋をする。クラスメイトの兄だというその青年・雅生は耳が聞こえないというハンデを抱え、他人に対し心をと閉ざし気味だった。だか、彼を思う気持ちを抑えられない飛鳥は雅生に思いを打ち明け、交際がスタートする・・・

ひさびさに胸がキューンとするラブコメだわ~
これよ!!こういうのが最近少ない!!
ハンデがあろうと、お互いを思う気持ちの確かさ、そして相手を思うが故、抱えてしまう不安・・・精神的なラブを描いているトコが恋愛から遠ざかっているオバちゃんな私の心さえもくすぐります。

「愛」って相手をどれだけ幸せにしてあげようかと思えるコトなんですよね~

全2巻で終っているのが勿体無いけど、だからこそ、無駄がなくすっきりとした読後感を生んでいるのかも


  
「八卦の空」 青木 朋 秋田書店 ~3巻

三国時代に名を残す占い師・管公明の下に彼の親友で色男として名を馳せる紀玄龍が遊びにやってきた。トコロがまるで女っ気が無かった管ちゃんの家には可愛らしい女性がいてびっくり!なんでも彼女の村に妖怪が出て、有名な管ちゃんに助けを求めに来たと言うのだが・・・

三国時代の実在の易学者・管公明と彼の親友・玄龍を主人公にした歴史ファンタジー。
まるっきりのファンタジーかと思いきや、管ちゃんって実在の人物なんですね~
たぶん玄ちゃんは架空の人物なんでしようが、試しにでググってみたけど、「管公明」にはヒットせず・・・中国語のサイトらしきものではヒットするんですが、ちょっと怖いので、開くのは辞めました~(苦笑)

ボニータを以前買っていたので、途中までは読んでいたのだけど、続けて読むとやっぱりいいな~なんか心温まる感じがして。
真面目な管ちゃんとちょっとちょっと遊び人的な玄ちゃんのデコボココンビがいい味だしているというか。歴史モノというより、ファンタジーが好きな方にお薦めかも