年も押し迫った大晦日に、珍しい人の訪問を受けた。一人は親戚の同世代のひとであるが、もう一人はその孫である。孫の方は小さいときから、親に連れられ海外から、一時帰国するたび我が家にやってきていた。主人が孫の父親が就職するとき保証人になったからである。律儀な人で、年に1~2回は挨拶にみえた。孫の方は徐々に遠のき15年ぶりの再会である。海外育ちのため学校は全て英語で、日本語がおかしくなったとき、主人が手助けして近くの日本の学校へ2か月ほど通ったことがあった。
現在は単身で米国に住み、フロリダにある大学に通っていた。あるとき、日本へ一時帰国をし、再び米国へ入国しようとしたら、入国拒否にあってしまったというのである。それだけではない。まるで法に触れたような扱いを受け中東のドバイまで、送られてしまったのである。
言葉の都合もあり、米国でプロゴルファーを目指して頑張っていたが、それは、むりなことになり日本で就職を決めたそうだ。
トランプ大統領になり、いろいろな政策が打ち出され、自分の身近なひとまで、影響を受けるとは、思ってもみなかった。
生後6カ月からの、海外生活なので、きっと日本語は、読み書きに置いて不自由なことがあると思う。
逞しく、日本に慣れて行ってほしい。(E)