第1日目は、朝から晴れて、とても、予報のように雪が降るとは思えない天候であった。日差しも明るく春近しという感じさえあった。
お茶会の後で中庭に出てみると、ちらちらと雪が舞い始めたが、風に乗ってくる雪のようであった。日は出ているし空も青かった。ところが、その1時間後、辺りが急に暗くなり、近くの景色さえ見えない程吹雪交じりの雪が降り始めた。皆廊下の窓際に集まりワイワイと雪見物となった。
裏日本の舞鶴からの方も見えたので「久しぶりの雪で懐かしいでしょう」と、訊いたら暫くして微妙な答えが返ってきた。「この辺の人々は、雪が降ると大騒ぎをして、見に来るがそんなことはしない。誰も雪が降ったとも言わない、酷い時は、12月から、2月まで毎日のように降る」とおっしゃる。もう生活の中に溶け込んでいる様子でとんでもない愚かな質問をしたと恥ずかしかった。
寒波到来三日目、また雪が舞った。予報では最高気温3℃と報じていた。お風呂のヘルパーさんは、道路が凍っていつもは30分の道のりが、今日は1時間30分もかかったと、ぼやいてみえた。
昼前3℃の気温はどんな寒さか気になってカメラを持って外に出た。想像以上に寒かった。
シベリアのサハ共和国では-70°C を記録したと云っていたが、どんな寒さだろうか。
残雪と池の氷。