僕らが、中学校で習ったのは「オリンピックは、参加することに意義がある」と云うクーベルタン男爵の言葉だった。
それなのに、NHKのオリンピック報道はメダルの数ばかりをニュースにしている。NHKのデレクターは何を考えているのだろう。
僕が興味があり是非報道して欲しいと思うことは、日本代表になられた各種競技の選手の人々の練習や毎日の過ごし方です。日本のように自家用車がはったつして、日常で長距離を走ることがすくないくにと、電話もそれほど普及してなくて、急ぎの連絡は走っていくしかない国とでは長距離マラソンはどちらが有利か試合をする前から分かっている。陸上競技勝ち負けはその選手の素質と練習量に罹っていることは殆ど分かっていますから。
NHKレベルの報道ならば、各国の代表になった選手がそれ以後どんな練習をし生活スタイルをどのように改善されたかが興味深いのだが、NHKのデレクターはそうゆうことは考えていないようだ。僕が思うには、日本人の多くは金メダルの個数のことなんか、其れほど考えていなくて、まあ多ければうれしいのだが、そのために選手が辛い思いをするくらいなら金でなくて銅でいいし、メダルなんかなくてもいいと思っているとおもいます。
この点がロシアと違うところだと思います。クーベルタン男爵も同じことを言っていると思います。オリンピックの日本代表になった人は、ならなかった場合と明らかに違う人生を送られたとおもいます。運動に関して才能のある人が、幸せな人生を送られるのがわがくにである。と云う国になってほしいと思っていますから。NHKさんもそうした、哲学を持った番組作っていただきたい。