こちらの施設では昨年12月に入ってから、胃腸炎が流行り気味でそのことを電話で話したら、息子から1月末に帰省すると連絡が入った。そのため孫たちからそれぞれ年始の挨拶を貰った。
中学生の孫からはEメールが届いた。件名は「あけおめ」になっている。最近少しふざけたEメールが届くことが多くなった。友達仲間で流行っているのだろうか。始めはなんのことかよく分からなかった。本文は「明けましておめでとうございます。」ただそれだけ。やっとあけましておめでとうの省略であると、終わりになって理解した。
小学校低学年の孫娘からは元旦の日旅先から電話がかかった。其れで十分なのだが正月から5日も過ぎたころ、また年賀状がきた。それにはどうも魂胆があるらしくユーモアのある年賀状におもわず苦笑いをした。
「お年玉が欲しいとか」「お年玉をもらっていないよ」と直接的な表現をせず漫画風にかいてある。中心に大きくお年玉の袋を書きその右側に「わくわく」左側に」「何円かなあ」と色鉛筆で色分けしてある。
要するにお年玉の催促なのである。考えてみると今年は孫たちが帰省しなかったのでお年玉を渡す機会がなかったのである。
省略してもよいかと思っていたが、こんなに手の込んだ年賀状を貰っては渡さないわけにはいかない。
数年前まではコインを喜ぶ孫であったが、小学生となった今ではそれはとても通用しそうにない。
上の孫の誕生祝と一緒に、送ることになりそうである。(E)
お年玉
小生は昭和26年に結婚して以来、兄弟や実子が生まれるとそれぞれに毎年お年玉を渡した、考えてみると今日まで65年間お年玉を渡している勘定になるが、子 孫 が大学を卒業するまでは渡した、平成25年施設に入ったので子 孫には中止、曾孫に渡すようになった。ところが だ、平成28年10月に帰省した折に、長男の嫁から言われた。
お年玉を渡すと、小生の葬式代が不足するから出すなと。葬式は残っている子供が処置をするのであって、小生は死後のことは考えていない、好きなように弔っていただければそれで結構、文句を言うにも死人に口なしだ。生きている以上は爺が曾孫にお年玉を渡してなにが悪い、葬式代が少なくなると言うなんて持っての外だ。
昨年も曾孫6人に郵送した、3人(中2 小5 小3年)からお礼の文が来た。小3の曾孫のお礼の文はたどたどしいながらも熱の籠ったお礼、読んでいる内に涙が溢れ出てきた。小5の文面もしかり。中2の文になると 只今サッカーに熱中していると、爺ちゃんも長生きしてねと書いてあった。お年玉の金額のことは何も言ってなかった1歳500円の割で渡した、満足しているのだろう。小生は正月が来る度に 残った人生が1年短くなった これから好きなことを(書道 墨絵 カメラ パソコン)好きなようにして暮らそうと思った。