鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1833回】 得意なパターンをつくる

2016年01月07日 | 住宅コンサルタントとして
仕事でもスポーツでも、成功する人やチームは得意なパターンを持っています。

私自身、営業マン時代には得意パターンを持っていました。

当時はサッシ、室内建具、キッチン、バス、トイレ、外壁などを取り扱っていましたが、
まずは差をつけやすい室内建具を切り口に、新規のお客様に入り込むということを
徹底していました。

その際も、

①ミニサンプルを持って、お客様の目を引く
②商品説明を行う
③造作材の納期が非常に早く、リフォームの現場にはうってつけであることをPR
④更に引き戸の低下設定が安く、他社の低下より15~20%も安いことを説明
⑤1棟価格シュミレーションをおこない、これだけコストが下がる、ということをアピール
⑥メンテナンスパーツが充実していて、採用後のアフターも万全なことを説明
⓻初めて採用していただいた際は、施工や納まりの説明を現場で大工さんに説明することを説明
⑧「一度、お試しで採用していただけませんか?」とクロージング

というパターンを徹底することで、
ターゲットとしていた工務店さんの60%以上は採用してもらっていました。

こうした自分の型をつくることで、いろんなお客様に同じ説明を繰り返しながら、
微調整したり改善をしたりして、より精度が上がっていきました。

こうしたパターン化をせず、行き当たりばったりの営業をしていたら、
おそらくは精度は上がっていかなかったような気がします。

昨日、お伺いしていたクライアント様の営業マンからも、
土地の無いお客様に対しての土地紹介の方法で自分なりのパターンを見つけた、
という報告を頂戴していました。

その表情には、自信が満ち溢れていました。

そのパターンになれば、お客様がほぼ契約して下さる。

自信を持って
「土地探しに関して、私はこういうことをお手伝いさせていただきます!」
と言うことができる。

自分のパターンを持った方は、強いです。

皆さんには得意なパターンがありますか?
コメント
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