今、それなりに経営がうまくいっている会社は、
油断してはいけません。
うまくいっている時にその状況に慢心し、
新たな一手を打っていなかったり、
スタッフの教育や敷地内やお店の環境整備など、
コツコツとやっておかなくてはならないことに手つかずだと、
必ず市場の変化に適応できなくなる時が来ます。
経営がうまくない経営者は、
業績不振が数年続いた時に初めてまずいと感じ、
そこから改革の手を打っていくので、
結果が出るまで更に時間を要し、
かなりのダメージを受けてしまいます。
そして手を打つのが遅いと、
経営者の手腕に対し、スタッフさんが不信感を持ち、
辞めていく社員さんが出てしまったりして、
そのダメージも猛烈に大きかったりするのです。
こういうことを経営センスのある経営者は理解されていて、
それなりに順調な時に次の一手を打つのです。
また私自身、そういうタイミングでクライアント様に
新業態にチャレンジしていただいたり、
新しいしくみを取り入れてもらうことを提案したりします。
昨日、お伺いさせていただいていたクライアント様も、
ある部分が成功企業と比べると少し遅れていて、
ここを変えないと成約率が上がらない、ということを
資料を使いながら説明させていただき、変革を要望しました。
すると社長は、すぐにご快諾いただき、
その場で幹部の方に指示を出されていました。
こういう瞬間が、たまらなく好きです。
そして即断即決して下さるクライアント様だと、
本当にお尽くししたい気持ちでいっぱいになります。
順調な時に、変革することを決断できる会社が、
勝ち続けるという結果を得られるのです。
ちょっとうまくいっているからといって、
それがずっと続くと勘違いしていませんか?
市場もお客様も常に変わります。
そこを理解しておきたいですね。