鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3583回】 変革の時

2020年10月21日 | 住宅コンサルタントとして

今、それなりに経営がうまくいっている会社は、

油断してはいけません。

 

うまくいっている時にその状況に慢心し、

新たな一手を打っていなかったり、

スタッフの教育や敷地内やお店の環境整備など、

コツコツとやっておかなくてはならないことに手つかずだと、

必ず市場の変化に適応できなくなる時が来ます。

 

経営がうまくない経営者は、

業績不振が数年続いた時に初めてまずいと感じ、

そこから改革の手を打っていくので、

結果が出るまで更に時間を要し、

かなりのダメージを受けてしまいます。

 

そして手を打つのが遅いと、

経営者の手腕に対し、スタッフさんが不信感を持ち、

辞めていく社員さんが出てしまったりして、

そのダメージも猛烈に大きかったりするのです。

 

こういうことを経営センスのある経営者は理解されていて、

それなりに順調な時に次の一手を打つのです。

 

また私自身、そういうタイミングでクライアント様に

新業態にチャレンジしていただいたり、

新しいしくみを取り入れてもらうことを提案したりします。

 

昨日、お伺いさせていただいていたクライアント様も、

ある部分が成功企業と比べると少し遅れていて、

ここを変えないと成約率が上がらない、ということを

資料を使いながら説明させていただき、変革を要望しました。

 

すると社長は、すぐにご快諾いただき、

その場で幹部の方に指示を出されていました。

 

こういう瞬間が、たまらなく好きです。

 

そして即断即決して下さるクライアント様だと、

本当にお尽くししたい気持ちでいっぱいになります。

 

順調な時に、変革することを決断できる会社が、

勝ち続けるという結果を得られるのです。

 

ちょっとうまくいっているからといって、

それがずっと続くと勘違いしていませんか?

 

市場もお客様も常に変わります。

 

そこを理解しておきたいですね。

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