鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3711回】 商いの本質

2021年02月26日 | 住宅コンサルタントとして

昨日はとてもイケていて、

いろんなことを勉強させていただいている、

小売業の女性経営者の方と食事に行っておりました。

 

私自身、住宅業界のことなら、大抵のことは理解しているつもりです。

そして特に新築であれば、収益性が高い業種ですし、

AIの影響もネット通販に脅かされることも無いです。

また、自社独自の商品開発も可能です。

 

ところが、小売業だとネット通販とも戦わなくてはならないし、

商品も他社と差別化することも難しい。

更に単価も低くてどうにも事業として難しい、と

個人的に考えてしまうのです。

 

しかしながら、彼女が経営する会社の2020年度は、

コロナの影響を受け、2か月間、お店をクローズしたのにも関わらず、

売上は過去最高だった、という、ちょっとおかしな結果に・・・。

 

そうした話を風の噂で聞いていましたので、

昨日、いろいろと教えていただきに行っておりました。

 

で、結論です。

 

小売業でも住宅業界でも、

商いの本質は何も変わりません。

 

なぜ、彼女が経営しているお店が

ちゃんと結果が出ているのか、

何となくですが、その理由も分かりました。

 

結局は、その企業やお店が発している空気であり、

個々のスタッフさんから出ているオーラや気配りが、

業界を問わず重要である、ということが、

本当に腑に落ちて理解することができました。

 

弊社のクライアント様で、

私が日頃から伝えさせていただいている、

おもてなしであったり、お客様への心配りができている会社は、

各社様、本当に業績が好調です。

 

一方、その部分が強くないクライアント様だと、

集客数も紹介数も、やはり苦戦気味です。

 

小売業も全く同じなんですね。

 

自社の業績がイマイチなのを

エリアの特性のせいにしたり、

商品を自社の設計が開発できないせいにしたり、

従業員さんの能力のせいにしたりと、

経営陣がこういう発想をしている会社は、

やはり結果がでないでしょう。

 

思いやり、心配り、やさしさの気持ちが売り場から溢れていて、

更にスタッフさんがイキイキと楽しそうに働いてくれているお店に、

お客様は集まるのです。

 

この商いの本質を理解し、

理想の売り場、職場をつくった会社が、最終的に勝つのです。

 

皆さんの会社は、こうしたポイントを押さえることができていますか?

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