鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4343回】 若い女性の感性を理解するために・・・

2022年11月20日 | 住宅コンサルタントとして

家を建てるお客様の中心は、

今も昔も20代後半~40代前半のご家族です。

 

そして近年、家庭においては

女性の発言力が強くなっています。

 

すなわち、住宅業界で

経営やマーケティングの仕事をするのであれば、

20代後半~40代前半の女性の感性や価値観を

理解しておく必要があるのです。

 

ただ、私自身が深くお付き合いを

させていただいている経営者は、

30代~60代の男性が中心です。

 

女性社長のクライアント様もおられますが、

年齢は60代ですので、

20代~40代の女性とお話をする機会は

ぶっちゃけありません。

 

という訳で、私は美容院やマッサージを利用する際、

30代~40代の女性の方にお願いをするようにしています。

 

そこで女性のライフスタイルや今の流行を教えていただくのです。

 

自分では、若い女性の感性に、

それなりについていけている気でいましたが、

それは幻想であることが判明いたしました。

 

もうマーケッターとして失格です。

 

まだまだ勉強が不足しています。

 

例えば、料理に関して。

 

私の今の感覚では、そもそも素材が素晴らしいこと、

そしてその素材を引き出す技術が施されていること、

更にその料理を盛り付ける器などが洗練されていることに

個人的なテンションが上がる訳ですが、

女性の場合、盛り付けが可愛いというだけで、

思いっきりテンションが上がる、ということを教えていただいて、

 

「えっ、料理で『可愛い!』ってことでテンション上がるん?」

 

と思ったのです。

 

そう、この女性特有の「可愛い!」ということで

テンションが上がる感覚が、ここ数年で

自分の中から完全に消えていたのです。

 

もう完全に、感性はオッサンの仲間入りです。

 

ということは、例えばお客様にお出しするお飲み物とか、

もっと手前のドリンクメニューとかも、

お客様のテンションが上がるデザインにしておかないと、

ということに気づけたり、

プレゼンの表紙やデザインに関しても、

女性のテンションが上がるデザインにしておかないと、

ということですよね?

 

その他にも、温浴施設に休日、

ほぼ1日いる女性の気持ちが分からなかったり、

韓国アイドルにハマる女性の気持ちを知らなかったりと、

まあ、マーケッターとしては本当にまずいレベルである、

ということをここ最近、痛感いたしました。

 

現状を理解できれば、

その対策を打つことはできますので、

とにかく住宅業界のマーケッターに不可欠な、

20代後半~40代前半の女性の感性や価値観を

理解することに時間を使っていきたいと思っています。


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