鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5183回】 全ては顧客理解

2025年03月09日 | 住宅コンサルタントとして
週末にとある本を読みました。

それはある幼稚園の園長が著者なのですが、
古くなった建物を立て直すにあたって、
超有名な一流のクリエイターと
そのクリエイターが信頼している建築家に
依頼をされたそうです。

その建築家は、園児にとってどんな建物が良いか、
その答えを探すべく、何度も足を園に運び、
園児が走り回る姿や友達とのコミュニケーションのシーンを
現場で見まくっていたそうです。

それだけでは飽き足らず、
なんと自分のお子さんをその園に入園させ、
毎日、園に通われたそう。

で、設計案が固まり、その園は今や、
全国から見学が殺到する幼稚園になったそう。
(ちなみに、私も今年の11月8日に、
この園の見学を予約しております。
もし一緒に行きたい方がいれば、
お声がけ下さいませ)

私、このエピソードを知って、
この建築家の姿勢こそが、商売の原点だよな、
と強く感じました。

提案の前に、まずはお客様のことを深く理解する。

そのためにやるべきことが多々、あるはずなのですね。

お客様それぞれのライフスタイルも趣味も嗜好も
当然ながら一家族ずつ異なるのです。

具体的な提案の前に、お客様の今の暮らしを見学し、
お客様のライフスタイルを理解できれば、
提案の深さも変わると思うのですね。

しかも自分たちを深く理解するために、
時間を割いて、しっかりと見てくれた、
となると、価値を感じて下さるお客様は増えるかと。

商売の基本は、顧客理解に尽きる。

改めて、学ばせていただきました。

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