鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5179回】 お客様と年齢差が大きくなると、パフォーマンスが落ちることを承知しておく

2025年03月05日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界で営業さんが最も活躍できるのは、
20代後半から30代です。

理由は何度も言っておりますが、
家を建てるお客様と年齢が近く、
お客様が今、困っていることや
お客様がやりたいことが、
営業さん自身も理解できるからです。

ところが、人間は必ず1年に1最、歳を重ねるので、
気づけば自分も40代半ばになっていたりする。

そうすると、年々お客様と会話が合いにくくなり、
更にはお客様の価値観が理解しづらくなってくる。

そして40代半ばからパフォーマンスが一気に下がる。

こういう営業マンをたくさん見てきました。

こうした現象は、物理的にどうしても起こるので、
住宅会社の経営者は必ず、
定期的に若いスタッフを採用し、
お客様に近い年齢のスタッフで営業や設計スタッフを
固めていく必要があるのです。

そのためには、
住宅会社は成長しつづけなくてはなりません。

健全な成長を続け、若いスタッフを定期的に採用する。

長年、活躍してくれたスタッフさんは、
マネジメント職やリフォーム、アフターなど、
キャリアと年齢を考慮したポストを用意する。

こういう組織をつくれれば、
長い間、お客様から必要とされるのです。

ところが、今順調だからと若いスタッフを雇用せず、
少人数で住宅会社の業務を回していくと、
段々とお客様から選ばれなくなり、
気づけば仕事に困っている事態となるのです。

そこから手を打っても、もう遅い。

どんなに優秀なスタッフさんでも、
確実に1年に1歳、歳をとるのです。

年齢を重ね、お客様との歳の差が大きくなれば、
スタッフさんのパフォーマンスが落ちることを承知して、
経営していきたいものです。

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