鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5175回】 営業・設計・工事の協力体制

2025年03月01日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社でよくあるのが、
営業と設計、営業と工事、
はたまた設計と工事の関係性が悪いこと。

それぞれの部署には、
セクショナリズムの空気がはびこっていて、
お客様満足度の追求よりも、
自部署のことばかり考えてしまう、
という会社も結構多いです。
(官僚化ですね)

誰のおかげで、自分たちは仕事をさせていただけているのか?

そういうことが分からずに、
自分たちの権利ばかり主張したり、
自分たちの都合でしか物事を考えられない、
頭が悪いビジネスパーソンが、
大きな組織になると増えてきます。

ところが、昨日お伺いしていたクライアント様は、
そういう勘違いをしている人が皆無なのです。

営業は、設計や工事のスタッフさん、
それから職人さんたちに感謝の気持ちしかなく、
工事のスタッフさんたちは、

「この厳しい中、ウチの営業は本当に頑張って、
多くのお客様から選んでもらっている。
本当にすごい人たちです」

という感じで、営業さんたちをリスペクトしている。

そして設計スタッフさんたちも、
お客様のために自身の業務をこなしつつ、
営業さんと工事担当者を尊敬している。

もちろん、営業さんたちも、
設計さんたちがしっかりと業務をやってくれ、
工事部の方たちがプロとして自覚をもって
しっかりと現場を見てくれているからこそ、
良い家が建つし、自分たちも安心して売れる。

更には広報スタッフさんたちが、
会社や商品の魅力をしっかりと発信してくれているので、
お客様が来場して下さる、と本気で感謝している。

こんな感じで、各部署が本当に他部署を認め、感謝し、
お客様のために一丸となって良い仕事をしているのです。

見事に各部署、協力体制が取れているのです。

こういう会社がお客様に選ばれない訳、無いですよね。

「各部署が皆、他部署をリスペクトしていて、
お客様の方を向いて、真剣に仕事ができている。
こんな組織、どうやったらつくれるのですか?」

と私、社長に質問したのですが、
クライアント様の社長は、

「自分たちだけが完璧な仕事をしていると思い込み、
問題が起こったら他部署のせいにしたり、
他部署を批判するような行動を
自分は経営者として絶対に許さない」

とおっしゃっておられました。

名言です。

自分一人で仕事をやっている訳ではない。
他部署の協力無くして、家づくりなどできない。

だから他部署をフォローしながら、
お客様のために良い仕事をしよう、という思いが
大切である、ということなのです。

皆さんの会社は、各部署、協力体制が取れていますか?

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