鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3898回】 地域一番店になった後も、謙虚さを持てるかどうか・・・

2021年09月01日 | 住宅コンサルタントとして

市場の変化のスピードが速すぎるので、

この変化に適応できない会社は、一気に業績が悪化し、

変化に適応できている会社にお客様が殺到します。

 

なので、業績が急激に上がる会社が、チラホラ出るのです。

(昨日のブログでご紹介したクライアント様もその中の1社)

 

業績好調の期間が数年続くと、

気がつけば地域一番店になっていたり、

場合によってはダントツ一番店になっていることも・・・。

 

それはそれで素晴らしいことなのですが、

ここで経営者の姿勢によって、

会社のスタンスが大きく分かれます。

 

一番店になった後も、何ら変わることなく、

お客様に真摯に向き合い、

協力業者さんたちに感謝をして、

良い家づくりに取り組み続ける会社と、

態度が天狗になり、

協力業者さんたちに横柄になり、

悪い噂が立ち始める会社に分かれるのです。

 

経営者自身はそれほど変わっていなくとも、

社員さん(特に役員や部長クラス)の中に

勘違い野郎が出たりして、

自分が偉くなったかのように業者さんを

顎で使ったりする社員が出てきたりするのです。

 

この最大の要因は、

日頃から社員教育をしてこなかった、

ということに尽きるのですが、

まあこうなってしまうと、一気に市場での評判が悪化し、

立ち上がれなくなるのですね。

 

商売を継続していこうと思うのであれば、

仕入れ先様やお客様、

自社のスタッフさんとそのご家族、

市場の方々皆に応援されるようになる必要があります。

 

というか、こんな当たり前のことを理解できていない人が、

実は結構多いのではないかとも感じたりしますが・・・。

 

自分たちだけでは、商売の継続は出来ない。

 

応援して下さる方々を着実に増やしていく。

 

そのために必要なことは、

商売の本質を理解し、

常に謙虚で学び続け、改善し続けることしかありません。

 

地域一番店になった後も、

謙虚さを保ち続けることが、

応援して下さる方が増えていくかどうかの分かれ目なのです。


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