鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3899回】 データを収集し、分析する能力が低すぎる

2021年09月02日 | 住宅コンサルタントとして

今回のコロナで、

日本人の情報収集能力と分析能力が

猛烈に劣っていることが明らかになった、

と個人的に痛感しています。

 

何か自分が知りたいことがあった時、web検索をして、

しかも正確なデータが提示されているサイトを複数探し出し、

データを分析し、仮説を出すということを

大半の人がやっていないようです。

 

だから、ワイドショーとかヤフーニュースの情報を信じ、

煽られまくって正しい判断ができない人が、

もう本当に多いのですね。

 

例えば、今回のコロナの流行の主たる原因が

家庭内感染であるということや、

飲食店ルートで感染した方は非常に少ない、

というデータを知っていれば、

密を防ぐのは、飲食店だけでなく家庭内でも同じである、

ということが分かり、そう行動するでしょうし、

緊急事態宣言で営業時間を20時までにして、

猶更お客様が特定の時間に集まりやすい状況をつくっている、

ということがおかしいかも、と気づけるでしょう。

 

またロックダウンをずっとしているオーストラリアなどで、

ロックダウンによる感染の抑え込みができていないことも

データから読み取れたりするのです。

 

さまざまなデータを組み合わせ、

いろんな仮説を生み出すとか、

苦手な方が多いので、

週刊誌やフリーライターからすれば、おいしいだろうな、

と感じました。

 

オリンピックをステイホームで観戦したことが

きっかけで起こった、今回の感染拡大は、

もうピークアウトの傾向がはっきりしていますが、

 

「東京都の1日当たりの感染者数が

5000人を4日連続で超えました」

 

ということは報道するくせに、

 

「都内の感染者数が2000人を切りました、

実効再生産数が1を4日連続で切りました」

 

というような不安を和らげる情報を報道しないメディア。

 

先進国の中でダントツに、

感染者数と死者数を抑え込めていることを報道せず、

政権の批判しかしないメディア。

 

自分でしっかりとデータを収集し、

正しい判断ができるように、

経営者はなっておかなくてはいけないなぁ、と思います。


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