鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1748回】 集客アップのための近道は・・・

2015年10月14日 | 住宅コンサルタントとして
今、住宅会社では、大きく分けて2つのパターンに分かれます。

分かりやすく言うと、お客様がとにかくたくさん来場されている会社と
お客様の来場が極端に少ない会社です。

これは本当に明確で、お客様の来場が本当に多すぎる会社では、
営業スタッフでは対応できない状態になっていますし、
その逆のパターンでは、お客様1組に対し、スタッフが4~5名もモデルハウスや会場にいる、
というくらい、会場ではお客様に飢えた営業マンの殺気が感じられる状態の会社も存在します。

お客様の来場が少なく、会場が殺気立っている会社は、何もやっていないか、
というとそうでもなく、しっかりとイベントを企画し、チラシもつくり、
ポスティングも実施し、HPやブログ、SNSなどで発信もしています。

しかもそれらの質も低くありません。
むしろ、一般的な会社よりも洗練されているケースもあります。

でも、お客様がなぜか、あまり来場されない。
紹介も少ない。

これはなぜなのでしょう?

これは私の持論なのですが、その根本にあるのは、その会社の体質だと思っています。

チラシやHPの見栄えや出来、SNSでの発信の頻度などが原因で
お客様の来場に差が出るのではなく、
そもそものその会社の体質で差がつくと思っています。

この体質の差を表現するのも難しいのですが、
別にお客様がそんなに集まらない会社がお客様に対して不誠実とか、不真面目、
ということでもありません。
(もちろん、お客様に不誠実、不真面目な会社は、お客様で溢れることはありませんが・・・)

ただ、お客様で溢れる会社に共通して言えることは

・相手に喜んでもらうことを最優先で考える
・与え好き
・おもてなしの基本がよく分かっている(=トップ自ら、一流のサービスを体感している)

という感じでしょうか?

ちょっと言葉にまとめるのは難しいですね。
感覚的には自分なりにとてもつかめているのですが・・・。

お客様感謝祭をするとしても、
お客様がドンドン集まってくる会社は、お客様にどれだけ満足していただけるか、
ということだけを考えています。

お客様があまり集まらない会社は、感謝祭をすること自体が目的になっていて、
心のどこかに「これだけ楽しんでもらったんだから、何件か紹介してくれるだろう」と
ちょっとスケベ心があったりするのです。

素敵な家を建て、写真を撮って発信する。
WEB上で、紙媒体で、しっかりと情報発信もおこなう。

これらはとても大切なことです。

でも、これ以上に大切なのは、そもそも自分たちの体質を変えることなのです。

お客様の来場数が少なくなったとき、策だけを考えるのではなく、
自分たちの姿勢、体質を変えていくという発想が欲しいものです。
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