鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第492回】 昔、担当させてもらっていたお客様との再会

2012年05月06日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は朝、釧路の和商市場に行き、市場で酢飯を購入し、各鮮魚店で好きなネタを買って、
それを酢飯の上に置いて自分なりにアレンジする「勝手丼」を食べていました。

ウニとエビが抜群に旨かったです!

しかしながら、一昨日、昨日の午前中とずっと天気が最悪で、
北海道の景色を堪能しながらドライブをしたかったのですが、
あいにくそれは実現しませんでした。

残念。

そして、野付半島から斜里町まで北上することに。

この北海道斜里町には、特別の思い入れがあります。

私が社会人2年目から5年目までの期間、
北海道の北見営業所で仕事をさせてもらっていたのですが、
ここは当時、トステムのシェアが非常に低いエリアで、
当時の営業活動において、お客様には冷たくあしらわれたり、
なかなか数字がついてこなかったりと、苦しい日々が続いておりました。

そんな中、この斜里町のお客様は皆、とても楽しくて温かくて、
週1~2日、斜里エリアに行くことが、本当に楽しみだったのです。

ここに行くと、それまでのつらいことを忘れることが出来、また仕事が楽しくなる。
そんなエリアでした。

斜里に来るのは12年ぶり。
行くと、駅前は再開発されていて、道がよく分からなくなっていました。
そんな中、昔の記憶を頼りに車を運転していると、
お世話になった1件のお客様の事務所が見えてきました。

何のアポも取っていませんでしたが、思わず車を止め、
12年前のようにそのお客様の自宅兼事務所の扉を開けてしまいました。

当時の専務夫婦(現社長)は、札幌に行っているとのことでしたが、
私がすごくお世話になったばあちゃんは、まだ生きてくれていました。
しかも、メチャメチャ元気。

ばあちゃんは、私が旭川に転勤になる際に、選別をくれました。
また、お昼に行くとご飯を出してくれました。
この会社では、お昼ご飯を食べた後、家族全員で茶の間で昼寝をするのですが、
その昼寝に私も混ぜてもらったこともあります(←ちゃんと、仕事しろ!)。

ばあちゃんは、私のことを忘れていて、最後まで明確には思い出してもらえなかったのですが、
私は12年前の思いが込み上げて来て、思わず涙を流してしまいました。

最後は表まで出て、手を振って見送ってくれたばあちゃん。
いつまでもお元気で!

その後、もう1件お世話になった工務店さんの事務所兼自宅を訪問。
そこの専務(現社長)は、会った瞬間、すぐに

「鬼山君、だよな。懐かしいなぁ」

と言ってくれ、奥様も呼んできてくれて、昔話に花が咲きました。
(ちなみに、奥様はすっぴんで相手をしてくれましたが、最後に、
「今度来るときは、事前に連絡ちょーだいねっ(怒)!」と怒られました)

その会社の当時の専務は、若くしてガンになり、一時入院しておりましたが、
見事に回復され、しかも退院してからお子様がもう一人つくられるくらい、元気になっていました。

専務の弟さんの自宅新築の際、見学会を開催したのですが、
その後、専務の家に泊めてもらい、私が本場大阪のお好み焼をつくったこととか、
私は忘れていたのですが、専務夫婦は覚えてくれていました。

いや~、ホント、斜里の人たちは、あったかいです。

ただ、残念なのは、その2社が今はトステム製品を全くと言っていいほど扱っていない、ということです。

私が担当させてもらっていた時は、ほとんど採用してもらっていたのですが、
いろんな経緯があったのでしょう。

ただ、昔の血が騒ぎます。
もう1回、営業マンとして復活したいなぁ、と一瞬思いました。

昔、担当させていただいたお客様とお話をさせていただいて、
自分の原点を思い出したような気がします。

こうした、素晴らしい方々との出会いがあり、ご縁があって、
今の自分があるのだと、改めて思います。

今の環境、今のお仕事に感謝し、初心に戻って仕事をしたい。
そう感じた1日でした。
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