このリーダーについていきたい。
このリーダーの依頼は絶対にやらねばならない。
このリーダーの言うことは信じられる。
このように、部下を引っ張っていける、
リーダーシップのあるリーダーになるために
必要なものは何か?
これは、いくつかのポイントがあるかと思いますが、
個人的には、最大のポイントは、
リーダーが部下に信用されていることだと思っています。
仕事に真剣に向き合っていて、
その姿勢やお客様への向き合い方、
更には事前準備であったり、
周囲の方への思いやりであったりと、
とにかく人として尊敬でき、信用できる上司でなければ、
部下が本気でついていきたいとか、
このリーダーの依頼は即やろうとか、
そのように思っていただけないと思っています。
そして信用される上司というのは、
有言実行であるということ。
言ったことは絶対にやるし、
時間と約束を守る上司は、
部下から信用されるようになっていきます。
信用は貯金され、ある一定の貯蓄高を超えると
本当に信用されるようになるのです。
ところが、非常に優しくて
いろいろと自分たちに気を遣ってくれる上司で、
人間性は申し分なし。
でも、口に出したことをやらなかったり、
時間と約束を守れない上司の場合、
部下には好かれるかもしれませんが、
信用貯金は減少の一途となります。
こういう、口だけの上司や経営者は、
優秀な社員さんに一発で見抜かれ、
真剣についていこうと思われなくなります。
というか、こういうタイプのリーダーは、
そもそも自分がどう見られ、どう思われているか、
ということの感覚が鈍いタイプであることが多いのですね。
このリーダーと部下の関係は、
親子の関係に似ていると思っています。
親である自分の言うことをきかない、
という悩みを耳にすることがありますが、
それは親として子どもさんに信用されていない、
ということがメチャ多いような気がするのです。
親が真剣に働き、
一所懸命に生きている姿は、
お子さんにちゃんと伝わるのです。
そして約束を守る。
有言実行である。
人様に対し、誠実に付き合う。
こういう親の姿勢を見て、
子の親に対する信用貯金は蓄積されると思っています。
社員さんからも、自分の子どもからも、
信用してもらえる生き方ができているでしょうか?