昨日、あるクライアント様の社長から連絡をいただきました。
なぜお電話をいただいたのかというと、
それは先日のコンサルティングに関して、
スタッフの皆様に対し、
私がお伝えした内容の伝わり方について、
社長が気になる点があり、
わざわざご連絡を下さったのです。
私自身は当日、万全の準備をして挑みました。
2025年以降、世の中はこう変わっていき、
お客様もライバル会社もこう変わっているから、
こういう取り組みをしていくことが望ましい、
ということをお伝えしたつもりです。
ところが、クライアント様のスタッフさんに、
話がスッと入っていくような伝え方ができなかった、
私の伝え方が至らなかったのか、
もしくはクライアント様への寄り添う気持ちが不足していたか、
すなおに入っていかなかったかも、
ということをフィードバックして下さったのです。
要は自分がお伝えしたかったことが、
スタッフの皆様にしっかりと届かなかった、
という1日になってしまったようです。
私、猛省しました。
「何を伝えたか?」ではなく、
「どう伝わったか?」が全てなのです。
日頃、営業研修などで自分が言っていることを
私自身ができていない、ということなんですね。
こちらが伝えたいことがあまりに多すぎて、
早口になっていたかもしれないですし、
スタッフの皆様に理解の確認を十分しなかったことが
このように受け取られた原因かもしれないし、
クライアント様の現状を配慮した上で、
「これだったらできるかも・・・」と思っていただけるところに
提案を着地させられなかった自分の配慮不足かもしれないし、
そもそも言葉のチョイスがまずかったのかもしれない。
いずれにしても、どう伝わったのかが全てです。
原因は、全て伝える側にあります。
こうしたことが、住宅営業とお客様の間でも
たびたび起こります。
営業マンとして、正しいことを伝えているのに、
お客様が家づくりに対し、前向きになれなくなった。
この営業マンの話を聞きたいと思わなくなった。
だとしたら、正しいことを伝えていたとしても、
こちら側(営業マン)に問題があるのです。
こういう気持ち、こういうトーンで
これくらいの内容をお伝えしたら、
相手の方にはどう伝わるのかを意識して、
自分の気持ちや話し方、選ぶ言葉を変えていく。
改めて自分自身、意識してやっていこう、と思いました。
こういう言いづらいことをお伝えいただき、
連絡を下さったクライアント様の社長には
感謝の気持ちしかありません。
私も52歳となり、言いづらいことを
誰も言ってくれなくなっているのですね。
自分自身の至らなさの自覚であったり、
相手に対してのリスペクトや寄り添う気持ちが、
忙しくなってくるとどうしてもどこかに置き忘れることがある。
いつも謙虚に、感謝の気持ちや寄り添う気持ちを忘れず、
仕事に精進したいと思います。