学部研究でNCプログラムの視覚記銘と聴覚記銘の演習を40分間で行いました。動画分析のために録画した映像を使用して、実際に子どもとやりとりしている様子を見てもらった後、先生方に10分間で演習してもらいました。時間の都合、演習できなかったところを言葉で説明し、最後にまた、映像で子どもとやりとりしている場面を見てもらいました。伝えるべき内容が多いため、ジェットコースターのような速さでしたが・・・。
正しく伝えることができず、誤解も生じたかもしれません。でも、限られた時間で、やるべきことはやれるように努力したつもりです。長い時間をかければいいというものでもないかもしれません・・・(とはいえ物理的に必要な時間もあるかと思いますが・・・)。
今回、学部研究で10分程度流した映像は、チーム埼玉午前の部で練習させてもらった映像です(保護者の承諾をいただきました)。簡単に通過している場面と、明らかに不通過の場面、その不通過の場面で自分がどのような支援をして「芽生え」探しをしているかという映像です。クールに合否をチェックしながらも、「芽生え」と判断した後は、支援しながら課題を一緒に達成させて、課題遂行している子どもの努力を称賛し、その子が課題に向かうモチベーションを維持しつつ、達成感を感じることができるようにアセスメントを進めている、ということを強調してお伝えしたつもりです。
合否の判定を主眼においてアセスメントをするのではなく、その子の「芽生え探し」のためのやりとりをしたいなぁと考えています。その「芽生え」が、今後の個別の課題学習の課題設定となっていきます。子どもたちは、こちらの表情を、こちらが考えている以上に敏感に読み取っていることがあるので、「できてないな~」という表情を見せずに、課題を遂行していることを称賛しながら、たくさんのヒントを出して、一緒に正解を導き出し、課題を終わらせるようにしていければよいと思っています。その際の支援がその子にとって「わかる」ために有効な手立てであり、その手立て探しもやりとりの中で見つけていくものなのだと思います。「クールな判断と、愛のあるやりとり」それが、ベースではないかと考えています。
追記:話は変わりますが、次回、7月16日の学習会は、参加申し込み90名でしめきります。飛び込み参加は無しです。参加を希望される方はお早めにHPにて参加申し込み手続きをしてください。
畠山
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