天真庵のある通りを「十間橋通り」という。
変換も「じゅっけんばし」とやるけど、正確な日本語は
「じっけんばし」という。
十間川に近いところに、古道具屋がある。押上から、店にくる時に、
その前を通ることになる。古い酒瓶とか、臼や杵、ざる、器、時計
などが、にぎやかに並んでいる。店の名前も店主の名前も知らないけど、
ときどき前を通る。
先日前を通ったら、いつものように、ニコニコしながら、
「天真庵に置くといいものを見つけた」という。
「?」としていると、「これ」だといって、古い鉄でできた、
コーヒーミル、しかも、日本製のものを出してくれた。
「これは、世界に2個しかない、いいもんだよ」というので、
おもわず、噴出しながら、「では、もらう!」といって、
店の入り口の、般若君がつくってくれた李朝棚に飾ってある。
左回しだし、鉄がさびていて使い物にならないけど、これで
おいしいコーヒーを飲もうとした古人の気持ちが伝わってくる。
変換も「じゅっけんばし」とやるけど、正確な日本語は
「じっけんばし」という。
十間川に近いところに、古道具屋がある。押上から、店にくる時に、
その前を通ることになる。古い酒瓶とか、臼や杵、ざる、器、時計
などが、にぎやかに並んでいる。店の名前も店主の名前も知らないけど、
ときどき前を通る。
先日前を通ったら、いつものように、ニコニコしながら、
「天真庵に置くといいものを見つけた」という。
「?」としていると、「これ」だといって、古い鉄でできた、
コーヒーミル、しかも、日本製のものを出してくれた。
「これは、世界に2個しかない、いいもんだよ」というので、
おもわず、噴出しながら、「では、もらう!」といって、
店の入り口の、般若君がつくってくれた李朝棚に飾ってある。
左回しだし、鉄がさびていて使い物にならないけど、これで
おいしいコーヒーを飲もうとした古人の気持ちが伝わってくる。