長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

りん

2010-11-18 08:54:08 | Weblog
うちには、ふたりの音楽家の「りんちゃん」がいる。
ひとりは、ピアニストの赤松林太郎くん。来月の
21日にいけめんならぬ、「つけめん」な男子3人で
「クリスマスコンサート」をやってくれる。
昨日は、もうひとりの「三味線弾きのりん」がやってきた。

今日は定休日。この日は、表参道にお茶のお稽古にいく日。
昨年、正教授になり「南九」という雅名を頂戴した。
ぼくのお茶の師匠が、奥村先生で、「三味線弾きのりん」
は、先生の長女だ。東京音大を卒業して、三味線やピアノ、
ヴァイオリンを演奏したり、教えたりしている。
ひいじいちゃんは、あの西條八十翁だ。青い山脈、東京音頭、
同期の桜、王将など、歌謡曲から演歌まで、たくさんの歌を
作詞した人だ。りんちゃんの音楽の中には、間違いなく八十じー
の魂が継承されている。

昨日は「そばっこクレープ」(ガレット)をうまそうに食べていた。
(蕎麦を手繰った後に食べた。「食べすぎ」と注意したが、食欲の秋
なんだと明るく笑っていた。)
実は、ガレットは、彼女がまだ音大生だったころ、一度表参道に
あるクレープ屋にいき、いっしょに「ガレット」なる不思議な食べ物を
食べた時に、「!」ときたものだ。シードルといっしょに食べると
不思議な感動があった。ただ、中に入っている具や、蕎麦そのものは
?な感じだった。
そこで、石臼で挽いた10割蕎麦粉をきじにして、上等のチーズ
とのりをはさんで、かえしとゆず胡椒で食べる、というスタイルにした。
開店当初は、9割くらいの人が「ガレット?」という感じだったけど、
今では、かなりの人が、体験して、普通にガレットという。
ビールにも、日本酒にもワインにも、もちろん珈琲にもあう。