長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

書の会

2011-06-21 08:43:59 | Weblog
今日は書の会。貞本さんが颯爽ときて、書を書いたり、教えてくれて、
酒をおもいきり飲み、蕎麦を手繰る会。

昨日、隣の隣の、正確にいうと、そのまた隣の角の、経師屋のくろさきさん
が、頼んでいた書の裏打ちをもってきてくれた。
1枚が貞本さん。震災の後に「南無阿弥陀仏」と揮毫したものだ。
鎮魂の意味も含め、薄墨で書いた。
もう1枚は、足利紫山老師が、100歳のときに「竹」と書いた
もの。坊さんや書家が書いた書には、作為というか、何かにおうものが
あって、あまり好きな字が少ないが、老師のものは、いい。
「古松は般若を談ず」と書いた軸も時々かける。最近は大分から竹の
匠たちがあまたやってきて、竹細工の会も大盛況だ。
来週の日曜日も、5人目の先生がやってくる。ぼうと同郷の福岡生まれ
らしい。

今朝の朝日新聞の天声人語に、「川上澄生」さんの「初夏の風」が
紹介されていた。天真庵のトイレから、下へ下る階段の上に、
着物をきた美人の版画がある。説明はしたことないけど、川上澄生さん
の作品。

初夏の風

かぜになりたや
はつなつの かぜになりたや
かの人のまえに はだかり
かの人の うしろより吹く
はつなつの はつなつの かぜに なりたや