夕方娘から「芦屋を出た」と、メールが来た。
それから3時間で「広島に着いた」と、メールがあり、若さとはこんなにも力があるものなんだと思った。
私達が行く時は5時間かけて行ってた。
私には休憩が多いが運転一人じゃ大変だろうと思っての事だが夫の体力も随分落ちたようだ。
私は運転が意外と好きで、休憩するより走ったほうが気が楽で、松江あたりは休憩ナシで走っていた。
だから、病気したら夫が運転を許してくれない。
「無鉄砲だから何処へ行くかわからない」と言う不安が大きかったようだが、今思うと本当にやりかねなかったから止めて貰って良かったと思う。
運転する事で移動の自由は持てるかもしれないが、その分危険も伴うわけで事故をすると自分で処理が出来ず、誰かの迷惑になりかねない。
まして、高速道を走ると急激に血圧が上がり、元の木阿弥になりかねない。
今でも時々運転する夢を見る。
切ないけどその分自分の足で歩きリハビリになった。
歩く事で少しずつ自由を勝ち取ってきた。
長い時間をかけて公共機関にも乗れるようになった。
リハビリや急ぐ時はタクシーで移動するが、これも安全で快適、お金はかかるけど出かけるほうがはるかに身体にいい。
何はともあれ「レモン」はあっという間に迎えに来て連れて帰った。
ホッとしたり、寂しくなったり・・・孫達も「広島に帰りたくない」と、ダダをこねたそうだ。
本当に切ない事だが仕方ない。
車をぶっ飛ばして子供達3人を友人に合わせに行った娘の気持ちを考えると複雑な気持ちだ。
あ~今日は安心して眠れる。