３９年前の映画・祇園祭

中村錦之助主演で京都府政百年記念事業そして府民の寄付によって製作された「祇園祭」は困難の末７年の月日の後公開されたのは昭和４３年で私はこの映画を見ました。
先日京都検定講習会において映画の話題が出て久しぶりに思い出した。
ストーリーはほとんど失念して最後の山鉾巡行の場面しか浮かんでこない。
検定的にはヤバイのではないか、もう一度みたいなぁと思っていたが今朝ひょっとしたらと京都文化博物館を検索してみると何と今日１時半から上映するって行かなきゃ
会場はこぢんまりしているが結構観客は多く毎年この時期に１回上映されるらしく毎年来ている人もあるとか。
何と長い映画で３時間近く掛かったが長時間を感じさせない面白い映画であった。
応仁の乱で荒廃し、百姓一揆で親や家を焼かれた町衆が敵対していた農民とも力を合わせて武士や寺僧の妨害に臆することなく３０年ぶりに祇園祭を立ち上げていく姿に感動した。
それに出演者の皆さんの顔ぶれが中村錦之助を初め田村高広・小沢栄太郎・三船敏郎・渥美清・美空ひばり・藤原釜足・御木本伸介と故人となってしまった方々の何と多いこと。
改めて過ぎ去った３９年の月日を感慨深く思った１日でした。