千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

茅の輪くぐり

2007-12-29 21:33:47 | Weblog
金曜日歌舞伎講座に出たとき京都駅地下のポルタで大きな茅の輪が出現しているのを見つけた。
昔、素盞鳴尊(すさのおのみこと)が旅の途中で、蘇民将来(そみんしょうらい)巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟のところで宿を求められました。弟の巨旦将来は、豊かな生活をしているに関わらず断りましたが、兄の蘇民将来は貧しい暮らしをしていまししたが、素盞鳴尊をお泊めして、厚いもてなしをしました。

その後何年かたって素盞鳴尊は再び蘇民将来の家を訪れて、「もし悪い病気が流行することがあったら、茅で輪を作って、腰につけていれば病気にかからないですむでしょう」 とお教えになりました。

そのことから「蘇民将来」と書いた紙を門にはっておくと災いを免れるという信仰が生まれました。茅の輪も、最初は人々が腰につけるほどの小さなものでしたが、時代と共に大きくなり、これをくぐって罪やけがれを取り除くようになったそうです。



素盞鳴尊は八坂神社の祭神で疫病退散のため祇園祭が行われます。

左から八の字を描くように右へ廻ります。(左2回右1回です)
私ももちろんくぐらせていただきました。

歌舞伎講座

2007-12-29 11:24:08 | 歌舞伎・映画・落語など
今日は習い事2007年最後の講座である歌舞伎・仮名手本忠臣蔵「二段目」です。
この段はほとんど上演されません、私も見たことはないのです。
忠臣蔵は全11段有りますが矢張り人気のある段が取り上げられ地味なものは飛ばされる運命にあるようですね。

塩冶判官(浅野内匠頭)以外にも高師直(吉良上野介)に虐められていた人はいて
桃井若狭助(津和野あたりの城主)は師直のいじめに耐えかね何度刀に手を掛けたか、ところが主君の悩みを推し量り家老が師直に賄賂を送ります。(松切りの場)
その後師直の態度は一変いじめは止むんですね。
その反動も有り塩冶判官に対する嫌がらせは益々昂じて松の廊下の刃傷に発展していきます。

主人の立場を思い賄賂を送った家臣と潔癖な主人の命に従い型ばかりの挨拶しかしなかった家臣の差でもあるのでしょうか。
何だか今の世と変わらないですねぇ。全く進歩はしていないデス。

塩冶判官子息力哉(主税)と桃井若狭助の娘戸無瀬は許嫁の間柄でもあります。
この段はあらすじを繋ぐ重要な段ながら上演されないのは何故でしょうか。

来年1月の講座でいよいよ松の廊下のくだりになります。