これまでの暗室実習では
印画紙について詳しく説明することなく
作業を進めてきましたが
今回は、
RCペーパーとバライタ紙
や
号数紙と多階調印画紙
についての解説をしました。
暗室実習では
コントラストを調整するフィルターのチャートを作り、
多階調印画紙の特性を理解する事に取り組みました。
仕上がった写真を見ながら
コントラストの違いで
写真の印象が大きく変化する事を学びました。
***
今回、印画紙について解説するにあたり、
現在、市場で売られている印画紙をリサーチしました。
あらためて売り場を見ると、
定番と思っていた印画紙がなかったり
以前はなかった50枚入りのパックがあったり
へぇ・・・と思う事が多くありました。
今回から「4倍判」というサイズの判を使用し始めました。
前回までは「倍判」。
・・・ということは
2倍のサイズとなったわけです。
もちろん、サイズが変わったといっても
シルクスクリーン技法の作業が変わるわけではありません。
しかし
違うのです。
小さい判の時は、あまり気にならなかった刷りムラ。
スキージーを引く手の圧力の加減で
インクの厚みが変わってきます。
それから
暖房の効いた室内で
長時間、刷る色を調合しているうちに
インクが乾燥するというトラブルがありました。
慎重に色味を調節しようとする気合いが裏目に・・・。
だんどりよく、スピーディーに作業をこなさなければなりません。
こちらは、3枚で1作として仕上げます。
各々、3-4回刷り重ねて完成する予定。
現在、1回目の刷り作業が終わったところです。
記号のような抽象的な図柄ですが、
いったい、何がモチーフでしょうか?
ヒント:動物です。
完成が楽しみです!
本日は二部構成。
第一部は
写真作品としての成立の仕方について
TIPA図書の写真集から学びました。
この講座を締めくくる作品展に向けての
テーマを考える準備です。
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第二部は
モノクロ写真のプリント作業です。
コンタクトプリントの中から引き伸ばす写真を選びます。
初めてのプリント作業なので、ネガの状態が良いものを選びました。
暗室作業においては、薬品作りから。
液温の管理は、しっかりとおこなわなければなりません。
テストプリントをとって、焼き時間を考えます。
今日の成果物。
空間の切り取り方が良いですね。
シルクスクリーン技法での様々な取り組み方を学び、
いよいよ今回から作品制作に着手。
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透明度が異なるインクを組み合わせて刷りました。
インクの種類を変えると、
見え方が随分と変わることを学習。
次々と乾燥スペースには刷り上ったプリントが吊るされ、
記録係の私も楽しい気分に!
創作意欲を掻き立てられました。
次回は
倍のサイズのシルクスクリーン作品を
制作する予定です。
モノクロフィルム現像に取り組みました。
事前にフィルムをリールに巻く練習はしていたものの
いざ、本番となると
なかなか、スムーズに作業が進まないようでした。
(やはり、初めてだと緊張しますよね。)
しかし
何箇所か現像がうまくできなかった部分もありましたが
おおよそ、成功!
なんとかコンタクトプリントまでは
完成させようということで
少し授業時間を延長して
全てのプリントを作成しました。
この結果を受け、
再度、1ヵ月かけて
撮影をおこなう宿題を課しました。
頑張って下さい!
次回からは技術面だけではなく
表現内容についてもアドバイスをおこないます。