徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

古典印画技法ブループリント講座・サイアノタイプ / 3日目 デジタルネガフィルムからのプリント&支持体研究1

2019年10月24日 | 古典印画技法講座

美しい青を発色する
日光写真
こと
サイアノタイププリント

体験する講座
3日目のレポートです。



まずは
感光液作りから。

調合済の感光液が売られる時代ですが
徳永写真美術研究所では
粉状の薬品を溶解・調合する事から始めます。

3度目の感光液作りとなると
確実な動作で作業が進みました。

その後



前回の講座で作成した
デジカメデータからのネガフィルムを出力。
その仕上がりを確認して・・・



感光液を塗布する支持体について
希望があるとの事で
話を伺い・・・
実験してみることにしました。



様々な印刷物に感光液を塗布し・・・



今回は日光ではなく
露光機のライトで焼き付けました。



露光直後の様子です。



水洗の工程を経た仕上がりは・・・



青の色味にバラツキが出ましたが
失敗ではない結果となりました。



ただし
印刷物については
インクが乗った部分の青濃度は
低く仕上がりました。



印刷された既存情報と
サイアノ画像の組み合わせから
何が生まれるでしょうか?

講座受講後の展開が楽しみです。


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。 

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創作実験クラブ / デカルコマニー:体験を深める

2019年10月14日 | クラブ活動


創作実験クラブ
2回目の活動報告です。

前回のデカルコマニーの体験を深めました。

この日は各自材料を持参して



それぞれの取り組みに励みました。



作業内容は
今年度のメニューに限らず。
昨年におこなったコラグラフ
取り組む方もおられました。



下の写真は
プレス機にワイヤーをはさみ
ラインを刻印したもの。



部活では
TIPAの作業環境で可能なことは
何でもお手伝いする体制です。



部活の成果はバインダーに綴り
アイディアソースブックとなります。
2年目の活動となると厚みがマシ・マシ。
(増し・増し)

きっと
今後の制作に役立つはず。



作業後は
それぞれの近況報告やいろんなお話会。



作品展示の報告であったり・・・



日常の気づきをまとめた
スクラップノートを開き
幾つかの話題を提供いただきました。


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銀塩写真講座 Step1 / 3日目 モノクロフィルム現像実習1:一連の作業工程を体験

2019年10月07日 | 銀塩写真講座


銀塩写真講座においての
関門の一つが
モノクロフィルム現像。

フィルムの現像具合は
最終的な写真の仕上がりに
大きく影響します。

業者にお任せする手もありますが
やはり自身で現像したいところ。

本講座では体験に留まることなく
フィルム現像の実習を繰り返し
一連の作業の習得を目指します。

今回は1回目のフィルム現像レポートです。



初めての方にとって
最も難しい作業は
フィルムのリール巻き。
何度も練習して本番に挑みます。



その後は暗室に移動して
使用液の準備。

現像液
停止液
定着液
水洗促進剤
水滴防止剤

希釈の割合を間違えぬよう
また
液温管理も忘れずに準備します。

そして、いよいよ・・・



注意書きを書き加えた
手順書を目の前に置き作業開始。



現像タンクを手にして10数分間・・・



秒単位での正確な作業を経て水洗。



ドライヤーにフィルムを吊るして乾燥。

作業を終えた後は
フィルムの仕上がり具合をルーペで確認。



やり直しがきかない
フィルム現像ですが
ミスなく無事に
終えることができました。

次回は
コンタクトプリント
引き伸ばしプリント

学びます。



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