徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

写真作品として制作・シルクスクリーン講座 / 5日目 制作を進める2

2014年12月14日 | シルクスクリーンプリント講座


引き続き実験的制作を進めます。



今回の刷り実験はコチラ



インクに蓄光バインダーを練り込み刷ると・・・



画像では見え辛いですが
暗闇の中
ほのかに蛍光の緑色が浮き上がります。



その他、前回に続き
インクジェット出力画像の上に刷る取り組みを紹介します。



シルクスクリーンプリントとして使用する版は1枚。
黒インクで一刷りするだけのシンプルな工程です。
しかし
下地となる出力画像にバリエーションを持たせることで
何通りものイメージを生み出す事ができます。



ゲルハルト・リヒターのように流れる画像

写真の色味を抽出した滲み画像

一刷りした結果が上の写真です。

インクジェットプリントとシルクスクリーンプリントを合せたこの手法
更なる展開を期待できそうです。


記:徳永好恵


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。


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写真講座2 / 6日目 デジタル写真データからのプリント1

2014年12月07日 | 銀塩写真講座


これまでの
バライタ印画紙でのプリント作業をお休みして
2回にわたり
デジタル写真データからのプリントに取り組みます。



まずは
デジタルカメラで撮影したデータから
どのように写真を仕上げるのかを解説しました。

この手法ではネガ作りが重要です。



通常、暗室でおこなう
プリント濃度、コントラスト、焼き込みや覆い焼き等の調整は
デジタルネガフィルムを作成する際に調整しておきます。

パソコン上での画像調整では微細な調整や修正も可能です。
この細かな作業をできる事が
デジタルネガフィルムを用いるメリットとも言えます。

画像調整をきちんとおこなうと
暗室作業では全てのプリントを
同じ露光設定で仕上げる事が出来るはずです。

今回、皆さんが作成したネガフィルムはコチラ



密着プリントで仕上げるため、ネガサイズ=プリントサイズとなります。

この日は
六切サイズの印画紙に適するサイズで
ネガフィルムを作成するところまでを済ませました。

次回はこのフィルムを用いて印画紙にプリントします。
予定通りの仕上がりとなるでしょうか。





講座後半は
各自のペースで撮影していたフィルムの
現像に取り組みました。



35ミリ、ブローニーフィルムと混在する現像作業でしたが
液量の計算を間違える事無く
手順も確かなものとなり
皆さん、無事に仕上がりました。



講座終了後も
残って作業を進める方もあり
充実した2部構成の一日でした。




記:徳永好恵

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作品制作研究講座2 / 3日目 制作確認・写真のセレクト

2014年12月06日 | 研究講座


前回の講座から1ヶ月半が経ちました。

この日の講座では
制作の進行具合を確認する作業をおこないました。



制作確認においては
写真を拝見するだけでなく
ステイトメントと照合しながら
伝えようとする事柄が写真に反映しているか

逆に
ステイトメントを修正する必要はないか
多角的に検証します。



その他
各自の制作において
ヒントとなる意見や質問を受け取る場として機能するよう
皆さんとの会話(雑談)を進めました。



作品を仕上げるまでには
皆さん相当の時間が必要そうですが
完成の見通しを付けるところまでは
到達できるよう講座を運営しています。

記:徳永好恵
 

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