近年、技術が進み
シャッターを押すだけで写真撮影が可能な時代となりました。
しかし
写真をツールとして表現活動をおこなうには
デジタルカメラ・フィルムカメラを問わず
カメラの構造を理解し
意図する写真を撮る必要があります。
今回は
一眼レフカメラの特性を活かした撮影を学びます。
まずは、シャッタースピードと絞りの関係など
撮影についての基礎講義をおこないました。
講義後は様々な種類のカメラを手にしてカメラの構造を学びました。
授業後半は
各自のカメラを使用して
講義で習った事を活かした撮影に取り組みました。
この後、テーマに適する方法で撮影をおこない
各人の作品制作に反映させて頂きたいと思います。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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■ 表現研究講座1■
気持ちの良い天候の中
表現研究講座1は屋外での実習からスタートしました。
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写真は英語で “photography”
“photography”の語源は「光が画像を作ること、光の図」です。
・・・ということで
本講座の初日は写真の語源を体験します。
光と影が織り成す像に注目すると
何気ないところで美しい構図を発見できます。
今回は光があたった部分は白く
影の部分は青くなる感光紙を用いて実習をおこないました。
この感光紙は熱を加えて現像します。
アイロンで熱をかけると
マジックショーを見るように
美しい青と白の画像が浮かび上がります。
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皆さん、様々な手法で光を操り画像作りに専念されていましたが
私が最もおもしろい!と感じた手法はコチラ
↓
水を入れたビニール袋を置いた時にできる
底の図柄が美しい事に感動しました。
現像後はこのような図柄になりました。
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ほんの数時間の実習でしたが
「光が画像を作ること」を体験いただけたと思います。
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【番外編】
この日の実習は公園でおこなったため
付近で遊んでいた子供達が
私たちの取り組みに興味を示し
実習後半はこのような状態になりました。
現像作業も見たいとの希望があり
徳永写真美術研究所では
一時、子供が溢れる空間になりました。
光と影を操るこの技法
子供達の心も捉えたようでした。
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■シルクスクリーン研究科■
本講座は
昨年、シルクスクリーンを学ばれた方のアドバンス編です。
まず
インクや支持体の研究、
そして、幾つかの加飾法学び
最終的には
技法体験の域をこえて
独創的なシルクスクリーン作品を目指します。
上の写真は銀箔を画面に刷り込むサンプルです。
通常のインクで刷る手法とこれらの加飾法を
併用すると物質感を伴う仕上がりになりそうです。
各人の興味の方向で、いろいろと研究して頂きたいと思います。
どのような展開になるのか楽しみです。
***
初日の実習は原稿作り。
フォトショップを使って、写真製版に適する
原稿を作成することに取り組みました。
前回の講座で学んだ原稿作りを復習したのち
部分的に濃度やコントラストに微調整を加える作業を学び
理想に近い状態で原稿を仕上げました。
この写真は透明フィルムにアミ点原稿を印刷したモノを
2枚重ねただけですが、
動物園の生活空間から外へ視線を向けるライオンの
魂が写っている印象を受けます。
既に原稿の状態で
何かを語りかける魅力を持っていますね。
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徳永写真美術研究所
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2010年度TIPA写真塾がスタートしました。
充実した講座にするべく
新たなカリキュラムを加えて発進します。
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初回の授業は「写真講座」からです。
■写真講座 1日目■
この講座では
写真の歴史を認識した上で
各人の写真表現に取り組んでもらいたいと考え
“写真”はどのように生まれ
どのように社会と関わってきたのか
について
2時間ほどのレクチャーをおこないました。
その後
レクチャーで紹介した写真家の作品資料を閲覧。
後半は
実習で使用する感材の説明をして終了しました。
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