徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

■ シルクススクリーン基礎科 1日目 基礎講義・製版原稿作成

2010年09月26日 | シルクスクリーンプリント講座


徳永写真美術研究所では
シルクスクリーンプリントを学ぶ講座として
基礎科と研究科の2クラスを設置しています。

この日
表現研究講座2として
「シルクスクリーンプリントの基礎を学ぶ」ことを目的とした
基礎科がスタートしました。



講師は清田もえ子さんです。

授業初日は技法の仕組みや歴史について
基礎講義をおこないました。



歴史的に有名な作品のほか
講師の友人の作品も紹介するなど
シルクスクリーンプリントの魅力と可能性について語りました。

これから
この技法を学ぶ方にとって
創作意欲が沸く講義であったと思います。



授業後半は
さっそく実習に取り組みました。

まずは原稿作り。

シルクスクリーンプリントは
手描きやカッティング法で版を作る事もできますが
徳永写真美術研究所では
写真を原稿とする
写真製版での刷りをメインとしています。

手順としては
写真データをパソコンに取り込み
フォトショップを使用して網掛け処理をおこないます。



網掛け処理は奥が深い作業です。
この処理次第で
画面の印象が大きく変わります。
作者の意図する作品世界に近づけるため
納得できる原稿が完成するまで
何度も作業をやり直しました。



次回は製版作業と刷り体験です。

記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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■ TIPA活動報告2010:シルクスクリーンプリント編

2010年09月16日 | お知らせ


シルクスクリーンプリントを
最初に設備の整った大学で学んでしまうと
個人ではできない技法だと思いがちです。

実際に
原稿を作成する機材
製版時に使用するバキューム付感光機
版洗浄のコンプレッサー
版の乾燥機
刷台
乾燥ラック



書き出したらきりがないほどの
機材が必要です。

徳永写真美術研究所では
限られた環境のもと
シルク担当講師・清田もえ子さんと研究を重ね
TIPA仕様のシステムを構築しました。

そして
講座を本格的に始めて
一年が経とうとしている現在
受講生の皆さんからも
様々な提案を受け
日々、利用しやすいアトリエへと
進化を遂げています。



最近では授業のお休み期間も
写真と同様に
自主制作が盛んにおこなわれています。

今回
その様子を紹介いたします。




動物園の動物を被写体に
これまでにも作品制作をされていますが
現在、制作中の作品では5版を重ねる予定。

制作風景の写真・右下の作品は
3版まで刷り終わったところです。
この後
どのような色彩が加わって完成するのでしょうか。
楽しみです。





シルクスクリーンプリントの魅力はどこにあるのだろうかと
常に新しい試みを含ませ
制作をされている方の作品群です。

最近はインクの特性を活かす研究に取り組まれています。
様々な種類のインクを混ぜて制作中。



当研究所は
“写真美術研究所”という名の通り
シルクスクリーンプリントにおいても
写真を原稿とする表現を基本としています。
しかし
直筆のイラストからの魅惑的な表現も誕生!
ゾクゾクする世界観です。





“スクリーンを通して画像を刷る”という工程を経ながら
いかに自由な表現を展開できるのか。
毎回、作者の取り組みに驚きます。

現在、上の制作風景のように
版のサイズにとらわれることなく
どこまでも拡張してゆく平面作品を制作中です。
今週末の作業で完成させ
来週にこの作品を発表する予定だそうです。



徳永写真美術研究所という空間で
シルクスクリーンプリントを学び
互いに影響しあいながら
それぞれの表現を獲得しようとされています。

これからの成果をご期待下さい!



【受講生募集中】

秋からスタートする

■写真講座・作品制作について学ぶ■
■シルクスクリーンプリントの基礎を学ぶ■

申込締切日 9月18日(土)

個別指導を基本とした少人数制の講座です。
受講者の進度にあわせた対応を致しますのでスキルは問いません。
意欲のある方をお待ちしております。


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■ TIPA活動報告2010:写真編

2010年09月13日 | お知らせ


徳永写真美術研究所は
講座を開催すると同時に
講座受講生・修了生の皆さんに
アトリエとして当研究所の設備を
活用していただく活動をしています。

写真講座を開講して
この秋でちょうど2年がたちました。

最近、本格的に
作品制作に取り組む姿を
見る事が多くなり
うれしく思っています。





今春からTIPA写真塾で学んでいる方です。
この1ヵ月の間に19本の撮影と
フィルム現像をおこないました。



週6日の仕事をしながらの制作活動との事、
モチベーションの高さに驚きます。

秋からの講座では
作品としてまとめる事を考えながら制作を進めます。
彼女の活動がどのように進展するのか
楽しみです。



【受講生募集中】

秋からスタートする

■写真講座・作品制作について学ぶ■
■シルクスクリーンプリントの基礎を学ぶ■

申込締切日 9月18日(土)

個別指導を基本とした少人数制の講座です。
受講者の進度にあわせた対応を致しますのでスキルは問いません。
意欲のある方をお待ちしております。


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■ シルクスクリーンプリント1dayワークショップ

2010年09月09日 | ワークショップ


徳永写真美術研究所において
初の特別企画・1dayワークショップを開催しました。

今回のプログラムは“シルクスクリーンプリント”。
7月と9月に同じ内容で2回おこないました。



当研究所ではシルクスクリーンプリントは
清田もえ子さんが講師を務めます。



技法の工程と魅力を
凝縮バージョンで解説。

実作業においては
原稿作りは割愛しましたが
その他の工程は一通り体験していただきました。





製版した版を乾燥させています。
仲良く並んで日向ぼっこをしているように見えます。



刷体験の様子。



紙・布兼用のインクを使用したのでTシャツに刷る事もできます。

4時間の体験実習ながら
シルクスクリーンプリントの魅力に触れていただけたと思います。

スクリーンを通した手刷りの味
インクの物質感
デジタル出力では表現できない魅力です。

今回は1枚の版を使用した体験でしたが
複数の版を組み合わせると
更に表現の可能性が広がります。



今月末からスタートする
「シルクスクリーンプリントの基礎を学ぶ」講座
現在、受講生募集中です。

申込締切日 9月18日(土)


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