デジタル写真にはない銀塩写真の魅力というと
いろいろと挙げる事ができますが
個人的な意見では・・・調色ができる事。
次に
定着不足のため画面が変色したり
酸化して銀が浮いたりするとゾクゾクします。
この現象は銀塩写真ならではです。
今回は
保存性を高める保護調色の役割はさておき・・・
創造的調色実験に取り組みました。
下の写真は薬品と調色を施した品。
これまでに使用してきた色味を変化させる薬品の数々。
写真用ではなく独自で開発した処方薬もあります。
授業では
セピアとブルーに変化させる調色をおこないました。
薬品の処方通りに処理するだけでなく
両薬品を掛け合わせる実験もおこないました。
掛け合わすとグリーンの色味が出てきます。
また、部分的にセピア、ブルーを残すこともできます。
私も実習に参入し
調色チャートを作成しました。
調色の魅力が勝ち
作品内容との合致が難しい場合もあります。
この魅力を上手く
表現に採り入れる事はできないかと
長年、考え続けている私です。
記:徳永好恵
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・