徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

作品制作研究・アドバンス講座 / 3日目 制作検証2

2022年02月04日 | 研究講座

作品制作研究講座における
アドバンス編は
受講者の伴走をするように
丁寧なヒアリングを心がけています。



この日は夏をはさんで
3か月ぶりの開催。

その間の進み具合を拝見しました。



幾つかの視点で取り組まれた
試作としての写真群。

真摯な姿勢で撮影された事が
伺える成果でした。

しかし
表現しようとする構想は
固まっているものの
実行方法が決まらない状態との事。

もうしばらく試作となる
撮影を重ねる事となりました。

技法と表現の合致をはかるには
試作の繰り返しは必須。

人生をかけて完成させる
気持ちで進めてくださいと
伝えて終えました。



2022年度TIPA講座の告知は
2月中旬を予定しています。
https://tokunaga-photo.com/

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。 

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作品制作研究・アドバンス講座 / 2日目 制作検証1

2021年10月29日 | 研究講座


月1回のペースで進める
作品制作研究・アドバンス講座
2日目の報告です。




表現活動に関わるようになり
蓄積された主題の幾つかを
まとめる段階となる今年。

先月に伺った5要素のうち
まずは3つに着手するとの事。


箇条書きされた表現内容の文字情報を
どのように提示するかについては
制約はありません。

選択肢は無限に存在します。

これまでに作りためた試作を元に
実制作のアウトラインを決め
撮影対象について
具体的な候補を伺いました。

次回は3か月後
その後の進展に期待して
この日の制作検証を終えました。

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作品制作研究・アドバンス講座 / 1日目 制作プランのヒアリング

2021年07月31日 | 研究講座

徳永写真美術研究所が主宰する
作品制作研究アドバンス講座は
受講者の作品を客観的視点で検証し
制作をサポートしていきます。



今期、受講登録くださった方は
昨年の作品制作研究講座を修了され
継続受講としてのご参加となります。

この日は初回につき
今年度の目標と制作の進行予定を
お聞かせいただきました。

以降、月1回のペースで
進行状況を拝見しながら
制作の伴走者として
お役に立てるよう努めます。


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作品制作研究講座 / 8日目 自作の検証3 現状の確認と今後の展望

2020年12月18日 | 研究講座


春から開始した作品制作研究講座は
8日目となり最終日を迎えました。

この日も引き続き
自作の検証をおこないました。





上の制作を進める方からは・・・

区分けして撮影をおこない
作品の全体像に組み込んでいく形で
制作を進めると報告を受けました。



区分けごとにアプローチが異なり
数シリーズが1作の中にある想定。

詳細は未だ確定していないようですが
長く時間がかかることは確か。
じっくりと腰を据えて
進めていただきたいと思います。





こちらは
自身が数年間かけて
作ってきたモノは何なのか・・・
既存作をどのように位置付けるか・・・

次の展開も視野に入れながら
自作の検証を進めています。



隔週ごとに書き改められてきた
ステイトメントは
骨子が固まってきたところ。
質疑応答を繰り返すなかで
微調整をおこないました。





昨年から継続受講くださった方は
活動の土台が整う段階となりました。

目的意識を持って仕上がる作品を
拝見できる日は近いはず。

その日を楽しみにしていると伝え
今年度の講座を終えました。


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大阪・鶴橋にて
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2021年1月30・31日 
古典印画技法
ヴァン・ダイクブラウンプリント
2days講座受付中

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作品制作研究講座 / 7日目 自作の検証の続き

2020年11月14日 | 研究講座

前回に引き続き
作品制作研究講座後半部における
自作の検証をおこないました。



今回の検証に提示された作品は
すべて過去作です。

これまでの制作を検証し
これからの制作の指針を
立てる事を目的に進めました。



初見となる人には
適宜説明を加えながら自作を紹介。



作品を紹介された受け手は
作品の理解を深める為に
更に詳しい作品解説を求め・・・
2時間を越える質疑応答となりました。



ディスカッションの中で
上の写真の3つの包みに話が及んだ際
包みに使用する紙はフランスの
アルシュ製に拘るとの言葉がありました。



アルシュ製紙工場は
1492年の創業以来5世紀に渡り
高品質の紙を作ってきた歴史があり
ピカソ、ミロ、カンディンスキー、マチスも愛用。
そのような紙で包む事に意味を持たせた
作品の位置づけもできる・・・
など
細部にまで目を配りながら
講座参加者で
ディスカッションを進めました。





いっぽう、前回の自作の検証にて
表現内容と技法についての解説が
如何に難しいか実感された人より
新たなステイトメントの提出を受けました。

詳細な説明が加わった文章について
更にディスカッションが続きました。

作品制作に明確な答えはありません。
おぼろげな輪郭を確認しながら
制作と検証作業を繰り返すことで
表現を深めていきます。

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作品制作研究講座 / 6日目 新たなメンバーを迎えて自作の検証

2020年10月24日 | 研究講座

作品制作研究講座
夏休み明け初日の報告です。

まずは
制作の進行状況のヒアリングから。

2か月間におこなった
幾つかの試作を拝見しました。



上の写真の取り組みでは
細部への意識の向け方が
丁寧であることが印象に残りました。

美術館くらいの展示スペースが必要な
壮大なプランです。
現段階では
どこまで具現化できるのか未知数ですが
今後の展開に期待します。





秋から新たなメンバーを迎えました。

本来は春からの受講予定でしたが
緒事情にて、このタイミングとなり
駆け足で「表現とは何か」と
ステイトメントの必要性についての
レクチャーを経て・・・



今回
数年間かけて制作された作品を
ステイトメントとあわせて
披露いただきました。



始めて作品に接する方にとっては
どのように鑑賞し何を理解すべきなのか



作品との向き合い方を探しながら・・・



質疑応答が小一時間続きました。



今回
表現内容と技法についての解説が
如何に難しいか実感する事となり・・・



次回の講座日に
改編したステイトメントを用意する事を
宿題としました。

改編にあたり参考図書として
ヤコブ・アガムの作品集をお貸ししました。


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作品制作研究講座 / 5日目 過去作品を振り返る&制作経過報告

2020年10月13日 | 研究講座




作品制作研究講座
リピート受講バージョン
5日目の報告です。



今回は
これまでに制作した作品を
幾つか提示いただきました。



こちらの作品は
意味を発生させないことを
コンセプトにした
ビジュアルブックとの事。



ページをめくると・・・
視覚に訴える図版が
次々と目に飛び込んできます。



感覚を研ぎ澄まして編集した事が
伺えるブックでした。



こちらは異なる写真を編み合わせ
新たな空間を生み出すことに取り組んだ
試作との事。

様々な視点での過去作品を拝見する中で
これらに共通する何かを探すと同時に
次作に繋がる視点についても検討しました。



いっぽう
これからの数年をかけて
本腰を入れて取り組む制作の
実行段階となった方の
経過報告も受けました。

実際に制作を進める中での気づきを伺うなかで
再考の余地がある部分を確認しました。

次の講座日は2か月後です。
どのような報告があるのか期待して
この日の講座を終えました。



2020年10月開始講座
受講受付中


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作品制作研究講座 / 4日目 制作確認、制作ノートのこだわり

2020年10月08日 | 研究講座

作品制作研究講座
リピート受講バージョン
4日目の報告です。

今回はある方の紹介を・・・



制作確認の日に
持参しやすいサイズの絵画を
次々に提示いただき・・・



プランニング段階の制作は
スマホ画面で説明がありました。



提示物にまつわるディスカッションは
制作ノートに順次、記録。



この制作ノートは
どの参考書よりも有効な個人テキストとなり
将来、ご活用いただけるはず。



パワーを秘めたような存在感です。



ちなみに、私の制作ノートは
制作系の方にとっては定番の
モレスキン

こだわりは
ペンクリップを付けて
シャーペンを掛けている部分です。
肌身離さず持ち歩いています。



2020年10月開始講座
受講受付中

*大型カメラ体験講座*
*美術研究クラブ*
*創作実験クラブ*


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作品制作研究講座 / 3日目 記憶に対峙する制作

2020年10月02日 | 研究講座

作品制作研究講座
リピート受講バージョン
3日目の報告です。



過去・現在・未来と時空を繋ぎ
人類の記憶となる制作の
経過報告を受けました。



目指すところへの手順はまだ
手探りの段階です。



幾通りかのやり方を試みながら・・・



参考となりそうな資料にも目を通し
自身の制作を明確にさせることに邁進中。



制作研究を共におこなうメンバーも
ディスカッションに加わり
意見を述べあいました。

メンバー同士
互いの制作を応援する講座です。
秋からは新しいメンバーが加わり
多様な展開になりそうです。




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作品制作研究講座 / 2日目 それぞれの課題に対応して1

2020年09月25日 | 研究講座


作品制作研究講座
リピート受講バージョン
2日目の報告です。



昨年から拝見し続けている制作物
今回、始めて目にする制作物
制作時期が異なる作品を一堂にならべ
今一度見直し
自分は何を作っていたのか
・・・について記したレジュメを
提出いただきました。



レジュメへの画像挿入により
仕上がった書類と
第三者的に接する事ができたそうです。



写真作品の制作に
本腰を入れて取り組まれている方は
近年の制作は何であったのかを
まとめた文章と
今後
予定している取り組みについて
記した書類を提出いただきました。

過去を再検証することは
新たな一歩を踏み出すために
区切りとなるはずです。

新たな取り組みは「記憶」について。

まだおぼろげな状態ではあるものの
作者の意欲を感じる両書類でした。



2020年10月開始講座
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