暗室作業の基礎を身に着ける実習が続きます。
この日は3回目となるモノクロフィルム現像に取り組みました。
カメラからフィルムを取り出し・・・
フィルムピッカーでフィルムの先端を出し・・・
リールに巻く・・・
この一連の現像準備も3回目となると
落ち着いて確実に進める事ができるようになります。
その後の
薬品の調合から現像処理もスムーズに進み・・・
水洗
乾燥
ミスなくフィルム現像作業を終える事ができました。
*
技術面の基礎を身に着けた現段階は
銀塩写真制作のスタート地点です。
この日は
水洗や乾燥中の手が空く時間に
写真作品の制作相談も含めました。
何にカメラを向け、何を表現するのか
制作内容に触れるお話をして
講座を終えました。
記:徳永好恵
この日は
多階調印画紙(マルチグレードペーパー)の
特性を学ぶ実習に取り組みますが・・・
先に
前回にフィルム現像したフィルムの
コンタクトプリントをとりました。
仕上がったコンタクトプリントを見て
引き伸ばす写真を決めます。
プリントするフィルムをネガキャリアに挟み・・・
引伸機に設置。
投影画像のピントを合わせ・・・
前回の暗室実習と同様に
テストピースをとり、本番プリント。
今回は多階調印画紙の特性を学ぶために
画像のコントラストを調整するフィルターの番号を変えて
チャートを作成しました。
フィルターの色は
赤を軸にオレンジ~ピンクまで微妙に色が異なり
フィルターが変わる毎にコントラストが変化します。
仕上がったプリントに
使用したフィルター番号と露光データを記入して
チャート作成、完了。
今後の画像調整に活かせるよう
変化の具合をじっくり観察して
この日の実習を終えました。
<追記>
前回のフィルム現像の実習報告記事に掲載した
ネガフィルムからはこのような写真が仕上がりました。
36枚撮りフィルム1本で1枚の画像になっています。
記:徳永好恵