今回はモノクロフィルム現像を学びました。
写真のキャリアが長い方でも
案外、体験した事がないのがフィルム現像。
外注もできますが、作品用のフィルムは
安定したコンディションで仕上げたいところ。
やはり、自らの手でおこないたいものです。
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受講者の皆さんにとっては
デジカメ世代のため初めて
学生時代以来
現像はいつも外注・・・
もちろん
自宅でフィルム現像を
常におこなっている方も含みます。
一連の作業工程の中で
初心者にとっては
フィルムをリールに巻く事が
最も難しいポイント。
慣れないうちは手が汗ばみ
ダークバックの中が多湿状態となり
フィルムがベタついたりします。
現像作業は
液温と時間を確認しながら
丁寧におこないます。
薬品処理が終ると
仕上がりが気になりますが
しっかり水洗する事が大切です。
この日は
フィルムの端が
折れる部分があったものの
みなさん、おおよそ成功しました。
今回の作業はここまで。
次回から
現像したフィルムをプリントします。
<追記>
この日の授業後
受講生のお一人がスマートフォンで
ネガフィルムを撮影するとポジ画像となる機能を使い
現像したフィルムの画面を確認されていました。 今や、スマホは
露出計となったり、ポジ画像を確認できたりと
すごいのですね。
電話やカメラ、パソコンの域を超え
独自の進化をしているんだなと
ガラケー利用者の私は驚くばかりです。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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