徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

大型カメラ体験:8×10 & 4×5カメラでの撮影・現像 3daysワークショップ報告

2016年09月18日 | ワークショップ


大型カメラを使用するワークショップの報告を記します。
このワークショップは昨年からスタートし、今回で2回目。

<1日目:撮影>

撮影は鶴橋の研究所ではなく、主宰者宅でおこないました。



当日は雨時々曇りという天気予報でしたが
かろうじて雨に降られることなく
ほのかに光がまわる状態で撮影できました。



豊かな諧調の写真を目指すにはベストコンディションと言えます。



屋内では静物写真撮影として
持参した被写体の撮影もおこないました。


<2日目:フィルム現像>



このワークショップでは
カットフィルムホルダーにフィルムを入れる作業は
事前にTIPAで済ませました。
そのため
フィルムをホルダーから取り出す際、
初めてフィルムの物理的な重みを体感する事になります。



8×10フィルムはそうとうな重みです。
傷付けることのないよう慎重に扱い現像作業を進めました。
上の写真は水洗中の8×10フィルムです。



こちらは乾燥中の4×5フィルムです。


<3日目:プリント>

4×5フィルム2枚、8×10フィルム2枚の
現像を終えプリント作業に移ります。

8×10フィルムは密着プリント
4×5フィルムは8×10サイズに引伸ばして完成としました。



両サイズのフィルムとも最終的には
同じサイズの写真として完成しますが
画質にどのような差があるのか
ルーペを使い細部を観察して
3日間のワークショップを終えました。



追記
自宅でフィルムをスキャニングして
インクジェットプリントした写真を持参し
密着プリント・引伸ばしプリント・インクジェットプリント
3種の画像をじっくりと観察されていた方もいらっしゃいました。



報告は以上です。

4×5カメラを使用するワークショップはしばしば見かけますが
8×10カメラはあまりないのではないでしょうか。
本ワークショップでは
シャッターを切る重みを最大に感じ、丁寧に写真を仕上げる体験となった事と思います。

2017年度も同様のワークショップをおこなう予定です。
体験したいと思われる方は、ぜひ、ご参加ください。


記:徳永好恵


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。

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