今回はTIPA主宰者宅での活動レポートを記します。
創作実験クラブでは年に数回
自然に囲まれた環境で実習をおこないます。
今回は火を扱い燃やすのではなく
炭化させる実験に取り組みました。
手順は・・・
炭化させたい有機物を
酸素を遮断できる缶に入れて
熱を加えます。
実験のついでに・・・
畑から掘り出したサツマイモで
焼き芋をしたり・・・
濡れおかきを焼いてみたり・・・
落ち葉で焚火をしながら
炎を見つめる行為は
日常を忘れる時間となり
太古の人々と
重なる体験となるのかもしれません。
途中で熱の入り具合を確認すると
焼き芋は仕上がっていましたが・・・
炭化実験としては
更に熱をかける必要があると判断し
新たに素材を加えて
引き続き熱をかけてみました。
待ち時間に食べた焼き芋は美味でした。
落ち葉で焼く焼き芋は格別。
再度の熱入れの結果は・・・
レースは形状を保ったまま炭化。
缶の変色具合いも素敵です。
オクラはシャープなフォルムの
黒いオブジェとなりました。
いっぽう
柑橘類は肉厚だったので炭になりきれず・・・
更に熱をかけたいところでしたが
日没となり断念。
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この日の実習を終えた後は
活動を共にするメンバーの
個展に向かいました。
創作実験クラブのメンバーは
写真に限らず
染織、理化学系を専門とする方を含むため
様々な視点からの質問が飛び交う事が常で・・・
その質疑応答のなかで
作品の理解を深めました。
とても楽しく有意義なひと時でした。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。
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