前回の手作業によるコラージュ作品を
複写してデーター化することからスタート。
その後
パソコン上で再度、コラージュをおこないます。
TIPA写真塾では体を動かす作業が多いですが
今回はモニターをじっと見続けるデスクワークです。
MACとWINが入り混じった環境に
パソコンでの作業を紹介する私は
しばしば手が硬直・・・。
ちなみに私はWINユーザーです。
このカリキュラムは出力方法を
研究することを主旨としています。
通常の出力法ではないので
その効果が表れやすい画像作りがポイントです。
しかし
出力研究が主旨ではあるものの
・
・
・
実は
思考と実践を交互に繰り返す中で
制作を進める体験が本当の目的です。
*
作業に集中するあまり
出力紙の裏表を間違えてしまうこともありました。
しかし
裏だからといって、それは失敗ではなく
質感が異なる画面として、大切な成果物です。
*
本番プリントの出力時には
高画質を求めて
双方向印刷をオフにして印刷。
すると
出力スピードがあまりに遅く
ワクワクしながらも待ってられない状態・・・。
まだ?
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・
・
重ね刷りを繰り返し、出力を終えた時には
達成感を味わう事ができます。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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“ピンホール写真の魅力に触れる”
2日目。
当日はあいにくの天気、しかも大雨です。
はて、どうしたものかと考えた結果
このような授業風景となりました。
↓
十数年、様々な場で写真の授業を担当してきましたが
初の試みです。
題して
「箱庭撮影」
写真集で囲った空間は個人のミニスタジオなのです!
前回、屋外でおこなった撮影では30秒前後の撮影時間が
今回は1時間。
かなりスローな撮影テンポでしたが
皆さん、なんとか反転作業まで体験できました。
*
今回の取り組みの中で2作品、紹介します。
【紹介作品その1】
雪景色の写真を背景に
エッフェル塔、飛行機、マンモス
のモチーフを構成して撮影しました。
撮影結果はコチラ
↓
諧調の反転作業をする時間がなく
ネガ像でわかり辛いですが
大胆な構図で摩訶不思議な画像を得る事ができました。
【紹介作品その2】
月の写真を背景に
作者持参のこだわりモチーフを配置しました。
撮影以前から
既に独特な魅力を放つ舞台が完成。
これをピンホール写真に変換すると
・
・
・
ホラーな世界が誕生しました。
ピンホールカメラ特有の歪みと
モノクロ画像になった事で
元の世界観が一転。
作者の意図する魅力ではなかったようですが
力強い写真が仕上がりました。
*
苦肉の策としての作業でしたが
私にとって新たな発見があった一日でした。
「箱庭撮影」
なかなか面白いです。
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2回にわたってフォトコラージュに取り組みます。
初日は手作業で、2日目はパソコン上でおこないます。
***
まずは
前回の手作りカメラでの撮影課題の発表から。
などなど・・・
ゴールデンウィークを挟む期間の宿題だったため
旅行先で撮影された方もおられました。
番外編として
驚いた取り組みがありました。
↓
パソコンのモニターに感光紙を接着して露光した画像です。
想定外の露光方法に驚きました。
***
本日の取り組み
“フォトコラージュ”を紹介します。
コラージュについてのレクチャーと参考作品を見た後
実作業に着手。
まずは
持ち寄った雑誌を解体することから。
次に各自の表現世界に適する素材を集め
集めた素材を
コピー機を使用して加工するなど
貼り込み素材の準備を進めます。
一方、次回のパソコン上でのコラージュ用に
素材のデータ化も同時進行。
TIPAでおこなうコラージュはこの部分がポイントです。
今回は手作業でのコラージュ作品を完成させるところで終了。
*
次回は
このコラージュを元に
画像ソフトを利用して更にコラージュ。
デジタルデータに置き換え
その特性を活かした表現世界を構築します。
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今回は加飾法を学びます。
具体的には
金彩加工を施すことに取り組みました。
金属の箔やフィルムを使用すると
画面の物質感が変わります。
その変化を効果として
上手く表現できると
高級感漂う作品となるはず・・・です。
↑
金彩フィルムのサンプル制作です。
メタリックな風合いとなり
前回とは全く異なる印象です。
↑
こちらは
玉虫色の箔を画面に貼り込みました。
部分的に金彩加工を施す事により
象徴としての存在意味を表現できました。
今回はサンプル制作でしたが
後期からの作品制作において
魅力ある画面作りに活かして頂きたいと思います。
*
前回に引き続き
色彩を活かした制作をおこなった方の
取り組みを紹介します。
アンディ・ウォーホールの作品を参考に
色の組み合わせを検討。
何通りもの刷り方を実践して
最終的に仕上がった作品は
コチラ
↓
この日は、まだ実験途中との事。
次回
更なる展開が期待できそうです。
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2日間にわたってピンホール写真の
魅力に触れる講座をおこないます。
しかし
ピンホール写真についてだけでなく
暗室での作業に慣れることも含みます。
***
まずは、カメラ作りです。
今回は女の子仕様のデザインとなりました。
撮影は、いつもの公園付近にて。
鶴橋の下町情緒が漂う風景を捉えるため
車が行き交う道路端にて撮影しています。
暗室で現像作業を体験。
じわっと画像が浮かび上がってくる瞬間は感動します。
撮影しやすい天候だったため
皆さん、適正な露光で撮影できました。
撮影途中に画面内にお邪魔しました。
左の足は私(Yoshie)です。
背景にうっすらと重なる人物像が面白いです。
実習後は成果物の記録撮影をおこないました。
よく見ると、少し変な様子ですね?!
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次回は
今回作成したネガ像の諧調を反転させ
ピンホール写真を完成させます。
また、撮影内容についても
工夫して作品として仕上げる事が目標です。
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TIPAオリジナル・カメラオブスクラを作成し
カメラの原理を学びました。
カメラオブスクラとは、ラテン語で「暗い部屋」という意味。
絵の下図を描くために使われた光学装置です。
虫メガネのレンズを利用し
プラモデルを組み立てる要領で作ります。
完成後は像を結ぶ様子を観察するために公園へ
虫メガネのレンズではありますが
はっきりと画像を認識できます。
投影板のカバーを閉じ
内部に印画紙を取り付けると
この装置はカメラとしても機能します。
(前回に使用した熱で現像する印画紙を用いました。)
↑
撮影風景です。撮影時間は15分。
そこに座らないで・・・という事態となったりしましたが
何とか皆さん、撮影できました。
次回までに、この装置を利用した撮影を宿題としました。
皆さん、何をどのように撮影してこられるのか
楽しみです!
実習後は
なぜ像を結ぶのかを解説。
そして
現在のカメラの形となるまでの変遷を
紹介して授業を終了しました。
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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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この日は製版作業からです。
シルクスクリーン研究科の皆さんは
既に一通りの作業を経験済みなので
手際よく製版作業を終えました。
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すぐさま、今日の本題
“色彩を活かした刷りを学ぶ”ことに取り組みました。
まず最初に色彩についての講義により
色の概念や性質を学びました。
講義では
TIPAスタッフが作った自家製テキストを使用。
テキストには混色についての解説もあり
直ちに刷り作業で活用しました。
今回は
普段あまり使用しない色の組み合わせに挑戦。
補色の関係にある色を組み合わせると
どのような効果を得られるかなどを
考えながら刷り作業をおこないました。
蛍光オレンジとスカイブルーを使用した2色刷りです。
2色が重なった部分はモスグリーンとなり3色の表現ができました。
また、故意に版をずらす事で
浮遊感が出たような気がします。
補色をワンポイント刷る事で
象徴化させる効果がありました。
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講義で学んだ知識を
実践してみると意外な発見もあり
多くの収穫があった授業でした。
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