2018年度の新たな取り組みとしてクラブ活動を始めました。
この活動を
講座とせずにクラブとした理由は
一方向の教授ではなく
みんなで創作実験をおこないたいと考えたからです。
ゆえに
ナビゲートする私も1部員として参加します。
月に1回の活動で
前期 5月、6月、7月
後期 10月、11月、12月
1回完結型の全6回の活動。
毎回、創作に関係する触手が伸びる内容を準備しています。
一回目の活動は
【 コラグラフ & フロッタージュ 】
どちらも写す行為です。
まずはコラグラフから。
作業工程を説明すると・・・
台紙に凹凸のあるモチーフ(被写体)を置きます。
その上に紙をかぶせ・・・
銅版画のプレス機を使って圧をかけます。
すると・・・
モチーフの凹凸が紙に写ります。
光の具合で画面の表情が変化し
物質としての魅力を伴う仕上がりとなります。
上の作者はPから始まるお名前の方にプレゼントするそうです。
凹凸を写すだけでなく
色付けすることにも取り組みました。
モチーフに黒インクを塗りプレスすると・・・
上の茶色部分は植物の水分が転写されています。
インクを塗らず、植物の葉液で色付けしたり・・・
背景部分を画材で着色したり・・・
「写す」と「描く」の中間となる行為を楽しみました。
後半は
フロッタージュを紹介。
こちらは特別な道具を必要としないため
自宅にて様々な実験をおこなっていただくことにしました。
記:徳永好恵
徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。